おいしいもの、命のもと

ここのところちょっと調子が出ていません。
元気ですが、はらぢからというか、胆力が出ないのです。

 

どこか感覚が鈍くなっていて、食べ物のおいしさがあまり感じられなくなっています。
食が細くなっているわけではなく、食事は普通にとっていますが、食を楽しめなくなっているんですね。
困ったことです。

 

今は自分のために料理をする気が起きません。無理して作ってもつまらないし。
こういう状態になることは、これまでも夏バテ中などにありました。

 

映画化された、小川糸の『食堂かたつむり』を思い出しました。
心に傷を負い、食欲を失った人々が訪れては、そこで出される料理に癒されて元気を取り戻すという物語。
そんなレストランが近所にあれば食べに行きたいところですが、現実には存在しないため、食堂かたつむりっぽいお店がないかと自力で探すしかありません。

 

今日は健康診断があり、クリニックからの帰りに、大岡山のパン屋さんitokitoに行ってみました。

 


フレンチスタイルサンドイッチのレシピ本を出しているお店だと聞いて(パン屋さんが本?)と気になっていました。
入ってみると意外にも小さな店舗。店員さんはみんなにこやか。

バゲットのフレンチスタイルサンドイッチを食べようと思いましたが、昼に行ったらもう売り切れだったので、別のパンにしました。

 

 

ゴロンと大きなブロッコリーやズッキーニが載った、みるからにヘルシーな「みどりの野菜」も気になりましたが、最初に目に留まった「ほうれん草とベシャメルソースのピザ」にしました。

画像の中で一番減っているものです。私がもらったのでさらに減りました!

 

 

帰り道には、サボテンのプランターを発見。

家主さんはサボテン好きなんですね。

大きな花が一輪、咲いていました。ちょうど盛りの開き具合で、きれい。

 

 

買ったパンをさっそく食べてみました。

はっきりした野菜の味が口の中に広がります。
焼いているのにみずみずしさを感じるのは、新鮮なものを使っているからでしょう。

まろやかなチーズの味がくせになりそう。

 


これをいただいて、久しぶりに食べ物の美味しさを感じられました。

おいしいものをおいしく取り入れる幸せ。

命のもとをありがたく取り入れて、元気な明日へとつないでいきたいです。

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よこはまおやつのオレンジ爆弾
先日、家に遊びに来た友人が、フロランタンの洋菓子を持ってきてくれました。
フロランタンというお菓子もありますが、こちらは横浜にある洋菓子店のことです。


「"よこはまおやつ"になっているんだねー」
よこはまおやつとは、数年前に立ち上がった、横浜南部の地元食材を使った洋菓子ブランドです。
「大丸レーヌって、なんだろう?」
私は(大丸百貨店にいるReine=王妃様)を連想しましたが、友人は「大きなマドレーヌってことかな」と言いました。
マドレーヌ→丸レーヌ?普通サイズだけどー。

いただいてみると、口の中に広がるチーズの味。
大丸はチーズのこと?わからない〜。

タイトルつきのものはもう一つあって、こちらも気になります。
「オレンジの大地っていうのに、全然オレンジっぽくないね」と友人。
言われてみると、たしかに。
オレンジピールのチョコレートがけも、見た目が茶色なので、特におかしいと思わなかったんですが。
 

オレンジ色の大地っていうことなら、さすがに色が違いますもんね。
「中にオレンジが入っているんだろうね」「オレンジの河」「オレンジ色のにくいやつ」などと言いながらひっくり返し、裏の表示を読んで、お互いしばし黙り込みました。

名前は焼き菓子、品名は「マドレーヌ・ショコラ」。
どこにもオレンジの大地とは書いてありません。
原材料を見ても、オレンジの4文字はみあたりません。
2人で何度も見返しましたが・・・「ないね!」

「じゃあ、改めて、なぜなんだろう?」
色も違うし、中身も違うし。なのにオレンジ。
ミステリ〜!

近隣では愛されているお店ですが、あまり情報はなく、答えはわかりません。
これはもう、店頭で直接聞くしかなさそうです。

丸善に置いていかれた梶井基次郎の檸檬爆弾ならぬ、我が家にやってきた茶色いオレンジ爆弾。
ひっそり秘密を抱えたままで、謎のままに存在しています。
誰か、ネーミングの由来を知っていたら、教えてくださいね〜。
 
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なまはげ降臨クッキー
前回の話の続きになりますが、家に遊びに来てくれたクミコさんから「秋田に行ってきたから」とお土産をいただきました。
一つは、秋田比内地鶏のプリンラスク。
わあ、味が濃くておいしそーう。比内地鶏、好きなんです〜。


もう一つは、なまはげ降臨クッキー。
なまはげって降臨するんだー。
邪気の抜けたゆるいイラストで、これなら怖くありません。
「子供の頃だったら、なまはげが怖くて生きていられなかったかもしれないから、秋田で生まれたんじゃなくてよかったわ」とクミコさん。

わかります。私も幼稚園の時に、親戚一同で男鹿半島に旅行した時、青い顔や赤い顔をしたおそろしい鬼が、ウォーウォーと叫びながらすぐそばで凶器をふりかざしているのに、親もおじもおばもみんな平気な顔をしているので、ショックを受けたものです。
「みんな、見えてる?聴こえてる?鬼が殺そうとしているのよ!」と。
ああ、あの時の孤独感。

なるべく彼らに見つからないよう、遠巻きにしてビクビクすごしていたのに、集合写真を撮ろうと親戚一同が集まった中にも、ちゃっかりなまはげがいて、(ギャ〜!)と失神しそうでした。
今思えば「なまはげと一緒に記念写真」と、彼らがメインだったんでしょう。

親もたねあかししてくれればいいのに、「なまはげは怖いもの」と思わせておきたかったんでしょうか。そのせいで、今でもプチトラウマのままです。
だって今見ても怖いんですもの。まあ怖くてナンボの方々ですが。

でもこのクッキーなら大丈夫。イエティ(雪男)のようにも見えます。
「中を開けてみて」と言われて、開封しました。
そうしたら、箱にはなまはげの顔がずらり。
「わ、なにこれー!」

角がなくて、真ん丸クッキーになっていました。
角は再現できなかったのかもしれませんが、全く怖くありません。
よーく見れば、口元に牙らしきものはありますが、説明しないとそうとはわからないでしょう。
もはやなまはげとは程遠いものになっていました。

たくさん笑ってから、「この愉快な気持ちを周りにも伝えよう」と、ほかの友人にも配りました。
クッキーを渡して「これなんだと思う?」と聞くと、みんな首をひねって考えます。

「ラッコ?」「おじさん?」「降臨って書いてある。なにこれ」
なまはげだというと、みんな「エ〜」と信じられない様子。
ですよねー。

まさか、なまはげの絵で脱力する日が来るとは思いませんでした。
これでトラウマ解消!男鹿半島にも、幼稚園時代ぶりにまた行ってみたいなあ。

箱の裏側には「なまはげは山の神々の使者」と書かれてありました。
日曜日よりの使者みたいですね。ラララ〜ラ♪
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本当はガーリーなレゲエパンチ

今年の桜も、きれいでしたね。
先日、ちょっとエライ方々と食事をする機会がありました。
飲み放題のドリンクメニューを眺めます。
飲み放題のものって、たいてい決まっていますよね。
と、その中に意外なものを見つけたので、思わず「あっ」と声が出ました。


「なに、どうしたの?」とエライ方々。
「ええっと」と口ごもりましたが、ごまかすのも変なので、思い切って話すことに。
「レゲエパンチがあったので・・・」

案の定、周りは若干ざわざわ。
「レゲエ・・・パンチ?」
ですよね〜(^_^;)

誰もわからないようなので、説明します。
「仙台のカクテルなんです。だから珍しいなと思って」
「ベースはなに?」
そんな専門的なことは、分かりませーん。

「なんだかとっても強そうだね」「アクがありそう」
絶対そう思われる、罪な名前ですよね。
借りてきたネコのようにおとなしく過ごすつもりだったのに〜。
「クラブで飲んでるの?」「パーリーピーポー?」
いかめしいエライさんの口からびっくりするような言葉が出始めました。
このままだと、私のイメージがエライことになりそう。
「違うんですよ。レゲエでもパンチでもないんです。美味しいんですよ」
といっても、あまりにインパクトが強すぎる名前。みんな(信じられないぞ)という顔つきです。
あーあ。

好きなのは本当なので、頼もうと思いますが、乾杯の時に頼むのはさすがになんだか気が引けたので、お代わりの時に。
すると、私が1杯目を半分も飲みきらないうちに、隣の人がレゲエパンチを追加注文しました。
「あー、先越されたー」とつい口を突いて出たら、周りに笑われました。

ところが、一口飲んだ隣の人は「うーん」と微妙な顔をしています。
「たしかにレゲエでもパンチでもないけど、おいしくない」
えーっ?そんなはずは!と、私も次に頼みました。
やってきたのは、若干にごった色のカクテル。
こんな色だったかなあ?

飲んでみたら、やっぱりおいしくありませんでした。
え〜、これ違う―。
エライさんたちに私生活を疑われ、飲んだらおいしくないなんて、踏んだり蹴ったりだわ!

本物は、もっとキラキラときれいな色で、爽やかな味なのに。
バーテンさんには、仙台で修行をしてきてほしいものです!
現地で飲んだレゲエパンチは、名前なんてどうでもよくなるくらい、おいしかったです。
ちなみにこれ「ピーチ・ウーロン」と同じだそうです。
確かに、女性好みのほんのり広がる桃の味。
ピーチ・ウーロンとレゲエパンチって、名前のイメージが全然違いますね!
仙台のバーテンさん、もっとレゲエパンチ、略してレゲパンを、広く世に広めて下さいねー。
 
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おうち鍋会
先日、映画監督主催のカニ新年会の話を書きました。
食べて食べて、(あ〜もう次の冬が来るまでは、カニは見なくてもいい!)と思いましたが、月が変わらないうちに、今度は友人とカニ鍋をすることに。
おいしかったからね!(笑)

彼女が暮らし始めた都心の家に向かいました。
事務所兼住まいにしているのは、にぎやかな通りからひとつ入った閑静な場所にあるマンション。
古いどっしりとした造りで、パリの古いアパルトマンのようです。

まだ1月の話で、外は寒い木枯らしが吹いており、身をすくめながら部屋へと入りました。
駅で落ち合い、一緒に食材を買い込んだので、さっそく調理にとりかかります。

ルクルーゼの鍋にケトル。
絵になるわー。女子力高いわー。

女二人で調理台とガスのそばに立ち、おしゃべりをしながらそれぞれ手を動かしていたら、あっという間に出来上がり〜。
 

いい香りが部屋に漂います。
具だくさんにしたから、おいしそう〜。

最初はカニさん!
長い脚もしっかり煮込みました。

いただきまーす。
モグモグ、ああおいしい。あったまる〜。

カニの次は白身魚を投入。
スープの味も変わります。
どんどんいきますよ〜。

最後に、ごはんを加えておじやにしました。
うーん、満足〜。
スープの減り具合で、食べた分がわかります。

ただ、一つ問題が発生しました。
「瓶ビールで乾杯しよう」と持ち帰った、タイのシンハビールと常陸野ネストホワイトエール。
「この常陸野ネストっておいしいのよ」と言う友人のチョイスです。
この前、崎陽軒・アリババでの白ビール・黒ビールフェアで見たビールだと思い出しました。→その時のブログ
 

しかし、なんということでしょう。
引っ越ししたてで栓抜きがなかったんです。
家探ししましたが、代わりになりそうなものは見つかりませんでした。
ビールの栓は硬くて、10円玉ではびくともしません。
100円玉でもダメでした。金額は関係なかった。。。

再び寒風に吹かれて外に出る気にはならず、この日はアルコールなしの健全なお夕飯に〜。
デザートのスイーツで、おなかいっぱいになりました。
ホームパーティほど大掛かりでない、仲良し友達とのおうち食事って、気負わず楽しめますね。
私も家で気軽におうち会を開きたいと思いまーす。
栓抜きもあるからね!
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カニ・カニ・カニの新年会
まだ震えるほどに寒い1月の話。
日が落ちてから、ワインを持って三軒茶屋へ向かいました。
友人夫妻(の旦那さんの方)のご親友が、関西を拠点に活躍している映画監督で、年ごとに東京と神戸でかわるがわる新年会を開いているとのこと。
今年は東京開催の年で、私も呼んでもらったのです。
 

用意されたカニはなんと58kg!えーっ!?
そんなにたくさんのカニ、想像できません!
監督は、自分の年齢と同じだけ、注文しているそうです。
つまり毎年1キロずつ増えていくってことね…。
豪快すぎー!節分豆じゃないんだから!
 

冷凍のカニが詰まった箱がわんさか積まれ、家の外では男性陣が交代で、さばいたり解凍したり。
「手伝います」と言いましたが「力がいるし外は寒いから、女性は中にいて」と言ってもらい、参加者が連れてきた子供たちと遊んでいました。
三々五々、どんどん人がやってきます。
さすがは映画監督、顔が広いです。
ほとんどが業界人っぽい雰囲気ですが、今回はカニの集いなので、仕事の話はしません。
 

めいめいに、新しいカニ用はさみが配られました。何十本もまとめ買いしたようです。
こんなにたくさん用意してもらって助かりますが、使わない時はどこにしまっておくんでしょう?!
広い家だから問題にならないのかな。
 

野球場にいそうな、ビールサーブのお姉さんが登場しました。
注ぐ機械は子供に、ビールは大人に大人気。
これ、自前だそうです。家に持っている人、いるのねー!
 

こんな感じの冷凍カニがとっさり。種類はいろいろ。
まずは生で、カニの刺身をいただきます。
あまり刺身を食べる機会ってありませんよね。
ぷるっぷるで新鮮!美味しい!

しばらく刺身を食べ続けます。
味に飽きてくると、今度は焼いてみました。
 

鍋に火を起こして、カニすき、カニ鍋にもします。
カニ三昧!

どんな食べ方をしてもおいしくて、カニカニ天国。
神様、こんなにいただいちゃって、いいんでしょうか。

ひたすらカニの殻を剥いていたら、がんばりすぎて、両手の指の皮がむけました。
このあとしばらく治らず、ひりひりと水がしみました。
 

もうどんな食べ方をしても入らないほどおなかがいっぱい。
友人(夫)は、久しぶりに会った監督と話が尽きず、その晩そこで夜通し語ることに。
私は友人(妻)と一緒に、駅まで帰りました。

この夜、ふだん1年で食べるくらいのカニは食べつくしたでしょう。
身体にも服にもとってもカニのにおいがつきました。
帰宅したらお風呂に入って、服を洗濯すればいいですが、家に帰る前に猫に出逢ったら、後をついてきちゃうんじゃないかと気にしながら。

この日集まったメンバーは、途中で増えたり減ったりしたため、いったい何十人いたのかカウント不可能でしたが、58キロ分はさすがに食べつくせず、この日都合が悪かった人向けに第2弾を開催することとなったようです。
その時もパーッとやって下さいな〜。あ、私はしばらくの間はもうカニは見なくても充分です(笑)。
とことん堪能させていただきました。
いやー、やることが豪快な人って、見ているだけでスカッとしますね。
私も「大胆かつ繊細に」生きていきたいと思いました。
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甘く危険なワイン
おととい、Junkoさんと会いました。
ピアノを教えている彼女の教室で、12月に行われるクリスマス発表会の打ち合わせをします。
毎年、賛美歌と朗読で参加していますが、今年は別の出番もありそう。
練習が必要ですが、今から楽しみです。
そのあと、Junkoさん宅に行きました。
彼女の家は、フランスのものであふれていて、とてもすてき。
今は遠くなっているため、「いつも心はフランスに」の彼女に見習って、もう少しエスプリ多めに暮らしていこうと思います。
 
美味しそうなオードブルを用意してくれています。
外出途中で買った、メゾン・ド・カイザーのパンとキッシュも。
そして「お酒、強くないんだよね。これ、甘いから味は大丈夫じゃないかしら」と、彼女が取り出したのは、ハンガリーワイン。

 
ハンガリーのワインを飲むのは、初めてです。トカイワインというそうですね。
珍しい国のワインを飲む時にはドキドキします。以前、第3のワインがはやった時にはチリワイン、そしてロシア料理店ロゴスキーでグルジアワインを飲んだ時のことも、新鮮に覚えています。
 
乾杯して飲んでみると、確かに甘くて美味しい。
アルコールの強さは感じません。
楽しく会話をしながら、食事をいただきました。
1度か2度、ワインを注いでもらったと思います。
途中からけっこう酔っていることに気がつきました。
どんどん息が荒くなってきて、話を続けていられなくなり、ひたすら息を吸って吐いて、酔いを醒ますようにします。

アルコールに弱い私は、つぶれやすいです。
明るく酔っ払えればいいんですが、ものをしゃべるどころではなくなって、呼吸が浅くなります。
酔って汚したり、記憶をなくすことはありませんが、波のように押し寄せてくる気持ち悪さを、ひたすら耐えなくてはなりません。
これが本当に苦しいのです。
心臓が不整脈のようにバクバクいい、頭がガンガンし、目の奥がチカチカし、ハーハー言うばかりで、周りに心配してもらっても、返事をする余裕が全くないのです。
今回も、Junkoさんにお水をたくさんいただき、しばらく無言で、朦朧とした頭で収まるのを待ちました。
最近こういった酔い方はしていなかったので、久しぶりでした。
 
いろいろなお酒がありますが、フランスを学んだ身としては、(ほかのお酒が飲めなくても、ワインはたしなみたい)と思ってきました。
フランスつながりのJunkoさんはワインの楽しみ方を知っていて、私も人並みには飲めるようになれればいいなあとずっと思っていたのです。

ただ、何度鍛えようとしても、ひどい酔いに悩まされるため、(体質的に向いてないなら、仕方ないな)とあきらめるようになりつつあります。
憧れのフレンチ飲みをする彼女も、今回私のつぶれっぷりを見て「無理に飲もうとすることないよ」と言ってくれました。
飲める人にそうフォローしてもらえると、ほっとします。
たいていのお酒好きの人は、飲めない感覚がわからないので、下戸だと言っても「そう言ったって飲めるでしょう」と勧めてくれるので、断りづらいところがあります。理解がある人って嬉しいわー。

このハンガリーワインは、本当に美味しかったんです。
飲みやすくってクイクイいっちゃったせいで、その力に絡めとられてしまいました。
気分はまさに、超高速のチャールダッシュ(酒場風)。
これからのシーズン、お酒の席が増えるので「酒は飲んでも飲まれるな」を肝に銘じていこうと思います。
「虎になれ!」を飲み会のかけ声にしている友人の勇姿を、人間の姿であたたかく見守っています!
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豚と鯨とザリガニと
先日、イスラム教徒の食についてのレクチャーを受けてきました。
イスラム教徒は豚がだめ、ヒンズー教徒は牛がだめ。
宗教のしばりが少ない日本は、食に自由な国。
何でも食べられてよかったなーと思いますが、食べないものがある人々を理解することは大切です。
 
ムスリムと言えば、以前職場に招聘研究員として来ていたブルネイの人が、ジャイアンとのび太を混ぜたような、つまり冴えない見た目でしたが(!)、知的で優しくて穏やかな、絵に描いたようなジェントルマンで、私と同僚ポンちゃんに大人気でした。
ポンちゃんは、彼のことがあまりに好きすぎて、「お嫁にもらってって、私言っちゃおうかな」と言い出します。
「あれ、彼がいるんじゃなかったっけ?」とつっこみながら、「じゃあその次に、私ももらってって言おうかな」と私。
ポンちゃんをOKしたら、そこで終わりなのにって?
いいえ、イスラム教徒は第4夫人まで娶れるんです。
 
冗談だと思っていたら、ある日本当に逆プロポーズしたポンちゃん。
(ほんとに言っちゃったー!はずみ?本気?次は私?)と固唾をのんで見守っていたら、彼は、少し困った顔で微笑んで、「とても嬉しいけれど、自分の給料では今の奥さんしか幸せにしてあげられないから、ごめんね」と言いました。
 
「断り方もやさしくて素敵ー!」「幸せにしてもらえなくてもいいって、言いたくなっちゃうねー」
と、二人でキャーキャー盛り上がります。
そんな返事を聞いた以上、もちろん私の告白はナシ。
ポンちゃんだって、どこまで本気だったのかわかりませんしね。OKをもらって輿入れしたら、豚肉とは金輪際さようならですから。
宗教が違う人との結婚は大変です。やっぱり禁じられることなく、いろいろなものを食べられる身でありたいなあと思います。
 
さて、レクチャー終了後には、一緒に聴講していたレジェンドとそのフレンドに、赤坂 如月に連れて行っていただきました。
「ここの鯨はおいしいよ」
前に私が渋谷のくじら屋にいた夜、二人はこのお店にいたそうです。
 
お寿司屋さんですが、鯨のメニューがとても豊富。
いろいろな部位の料理が運ばれてきて、まさに鯨づくしの夜となりました。
 
刺身の盛り合わせが運ばれてきました。
どれも柔らかくて、おいし〜い!
尾の身の最上部位の刺身もいただきました。
 
真っ白な部分は、おばけと呼ばれる尾の部分。酢味噌でいただきます。
運ばれてきたお寿司のつやつやさには感激しました。
 
渋谷の鯨とはまた違った洗練さを感じる、赤坂の鯨。
こうした珍味を食べられるのも、日本ならでは。
鯨も、いつまで食べられるかわからないので、真剣に味わいます。
 
この日、知人が近くのスウェーデン料理店でザリガニパーティをしていたそう。
お互い食べた珍味の報告ができる、日本ってやっぱり食の豊かな国ですね。
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浅草焼は浅草にない
「浅草焼」っていったら、何を連想しますか?
江戸の下町なので、「もんじゃ焼き」に似ていそうですね。

ところがこれ、青森で大判焼きのことを言うのです。
青森の親戚からのクール宅急便の中に、冷凍したものが入っていました。
包み紙には「浅草焼」と書かれています。

「浅草焼ってなに?」そばにいた母に聞きました。
「なにって、いつも食べてるじゃない。御座候と一緒よ」
「えっ、なんで浅草なの?青森なのに!」
「さあ、なぜかしらねえ〜?」

母と私の温度差よ。
子供の時からこの名前になじんでいただろう母は、特に不思議に思わないようですが、私にとっては違和感ばっちり。
青森で浅草、なぜなんだ〜!

店長が浅草さんというのかな?と考えます。
でも、そんな名字の人には会ったことがありません。
天草四郎がちょっと似ていますが、あの人だって本名は益田さん。
苗字は地名です。

じゃあ店長が若かりし頃、浅草のお焼き屋で働いていたから?
店名が「浅草屋」ならわかりますが、これはお焼きの固有名称です。
うーん、わからない。これはもうお店に聞くしかなさそうです。

ちらしには店舗名がずらりと並んでおり、なかなかのチェーン店のよう。
県内の青森・弘前・津軽地方に渡って、広範囲で展開しています。
つまりそれだけ「浅草焼」として食べている人々が多いわけですね。

浅草には存在しない、浅草焼。
なんというパラドックスでしょう。
でもナポリタンとか、イタリアン(新潟)とか、フランスパンとか、本場にはないものはほかにもいろいろあるから、まあいいのかな。

ところで母との会話に出てきた「御座候」。
横浜そごうに出店しており、買い物帰りによく買っています。
これがお焼きの名前だと思っていたら実は店名。
姫路発で、売っているお焼きは「回転焼」というそうです。
今まで結構利用しているのに、気が付かなかったわ〜。
まあ、実際には「御座候」と「回転焼」はかなりごっちゃになっているようですが。

日本人のおそらく誰もが知っている、この焼き菓子の正式名称は、いったいなんだろう?
子供の頃は「大判焼」と言っていました。
それから「今川焼」と言ったりもしました。
いつのまにか、よく食べる「御座候」で家族間では通じるようになり、そこに青森からの刺客「浅草焼」が加わったわけです。

母「刺客だなんて、今までだって食べてたじゃない。名前を気にせず」
ぐぐ。だって出されたら、普通のお焼きと思いますよね。
浅草焼きは、青のりのような緑のものが混ざっていて、他のよりも栄養のバランスがいい気がします。

この名前のジャパンスタンダードがなにか調べてみましたが、ありませんでした!
各地でさまざまな呼び名ばあります。「太鼓焼」「太閤焼」「黄金焼」「二重焼」「三笠焼」など。
聞いたことないわ〜。誰か決めて〜!

最近では面倒になって「お焼き」と言っていますが、正確にはお焼きとは、長野地方の山菜が入ったもの。ベツモノですね。
あ〜、ややこしや。

あと、調べているうちに、関西方面に「人工衛星饅頭」なる類似品があると知りました。
浅草焼きもビックリの突き抜けたネーミング。なぜなぜどうしてそんな名前なんでしょう。
人工衛星というよりもUFOっぽい円盤形ですが、いつか食べてみようっと!

ちなみに、白粒あんが一番好きです!
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コンパルナイト2
昨日のコンパルナイト、その2です。
集まった中にひとりアメリカ人がいたため、会話は英語になりましたが、お酒が入っていくにつれ、ほぼネイティブのミンさん以外は、どんどんみんなあやしい喋りになっていきました。

私はFerdieと会うのは初めて。シカゴ出身と聞いて「ピザ!」と反応しました。
「シカゴスタイルのピザって、なぜ日本にないんだろう?食べたーい!」
これは彼ではなく、私の叫びです。

シカゴのピザって、シカゴピザではありませんよ。現地で食べた、キッシュのように分厚いスタッフドピザが懐かしくてなりません。
どこかでおいしいスタッフドピザを出しているお店があったら、ぜひ教えて下さい〜。おなかをすかせて食べに行きますから〜。

シカゴのピザにいくら思いを馳せても、この時いたのは蒲田の中華店。
「ピザー!」といいながら、ギョーザを味わいました。

ほかにシカゴと言ったら、マフィアですよね。
「シカゴでマフィアに遭った?」と聞くと、「僕がマフィアさ」と返され、逆に「日本でヤクザに遭った?」と聞かれました。
気づかずに会っていそうですが、ここは質問返しの美学を守って「私がヤクザよ」と答えます。
すると、トシさんから「姐さんだ、姐さん」と茶々が入りました。
「丁!」「半!」「よござんすか、よござんすね?」
これは英語にはできないわ〜。

フィリピンルーツのFerdie。
「ムジェイランってわかる?」と聞かれましたが、わかりません。
フィリピンの有名人は、アキノさんくらいしか知りませんが、「船でやってきて上陸した」と言われました。
「ああ、マゼラン!!エクスプローラーの、ディスカバリー!」
もはや完全にカタカナ英語。

「彼がフィリピンを発見して、そこで亡くなったんだよ」
「そうかあ、彼のお墓に行ったことある?」
我ながら、ひょんな時に墓マイラーの血が騒ぐものです。

「いやあ、ないよ。お墓あるのかなあ。現地の人に殺されちゃったし」
そういえばそうでした。ああ、ブラックヒストリー。

そうこう話しているうちに、食事がどんどん運ばれてきます。
中華をあまり知らない彼に、みんなで食べ方を説明します。
「これは、レタスでフォールドしてロールね」


酔っ払いの説明はあやしいので、アリスちゃんが見本を作ることになりました。


 
具をのせて、くるくるくるんで、いただきまーす。

やんややんやの撮影会になりました。

私をのぞいて、全員理系メンバー。
いつも白衣で研究している、バイオ(生物)専攻のバイオハザード・アリスちゃん。
あだ名の由来はそこから?
ミンさんとFerdieは、CPUがなんとかという話をしています。
日本語でもわからなそうな内容。

五目おこげがやってきました。う〜ん、おいしそう。
「キクラゲってなんていうんだろう? wood jellyfish?」
トシさんが「treeじゃない?もうforestでもいいんじゃない」と言いはじめます。
Ferdieが、「ジェリーフィッシュ?オウ・・・」と絶句したので、ミンさんが
「食感だけね。これはマッシュルームだから大丈夫!」とフォローしました。
「マッシュルーム!? Uhm...」
そうですよねー。黒くてプルプルしていて、どこからみてもマッシュルームらしさ皆無なこの物体。
さて、彼は食べられるでしょうか?
みんなの期待に満ちた視線を浴びながら、がんばっていただいていました。

帰りがけには「滞在期間中、富士山には行けなかったけど、Hachiなら見たよ」と嬉しそうでした。
Hachi?ああ、ハチ公像ね。
ハリウッド映画化されて、外国でも有名になりましたね。
「思ったよりも小さくって、アレー?って感じだった」
犬だから、あのくらいだと思いますが、「つまりマーライオンと一緒だね」とミンさん。
かくして「ハチ公≒マーライオン説」があがったところで、お開きとなりました。

お酒の席は支離滅裂で無礼講。それに英語が入ったので、ますますへんてこりんな会話になりました。
みんなほろ酔い気分の楽しい会だったから、オールオッケー!
たくさん笑ったから、変でもなんでもいいんです。

あとで調べたら、キクラゲは英語だと「wood [tree] ear」でした。
クラゲじゃなくて耳だったわ。
耳よりは、クラゲの方がおいしそうですね。ってどっちもどっち!?
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