パトリツィアはロールスロイスで笑ったか
先日、高野山東京別院の川上修詮(しゅうせん)住職の法話を聞く機会がありました。
ためになるお話に耳を傾けていたら、住職が
「どこか、有名なブランドに嫁いだ女性のことばで"自転車に乗って楽しく暮らすよりはロールスロイスに乗って泣き暮らす方がいい"というのがあったかと思いますが、釈迦は中道を説きました」と言われました。

仏門の方の口から、ブランドの話題が出たことに、驚きました。
俗世から離れた境地に生きる方でも、幅広い知識をお持ちなんですね。
初めて聞く言葉だったので(誰が言ったんだろう)と調べてみたら、グッチ創業者の孫マウリチオの元妻・パトリツィア・レッジアーノでした。

GUCCI〜!さすが〜!
そういえば、アメリカの大富豪トランプ氏と離婚した元妻が、慰謝料の額を聞いて「マニキュア代の足しにもならない」とか言ったということを思い出しました。
どちらも、富豪の妻ならではの大見得切ったセリフですね!

超絶な美人で、マウリチオに見初められたパトリツィア。
おそらく彼女は、上のセリフを言ってグッチ家に嫁入りしたのでしょう。
ザ・玉の輿!当時はまさに、シンデレラ・ストーリーとして、世界中を賑わせたんでしょうね。

でも彼女のセリフは、ほとんどの日本人の感性には合わないでしょう。
外国ほど貧富の差がなく、共同意識が高いお国柄ですから。
泣き暮らしてもお金持ちでいることって大切なのかしら?

まあでも、このくらいの強烈な言葉を言い放つヒロインこそ、歴史に残る華となるのです。
「そうしてパトリツィアは、グッチ家の嫁として、ロールスロイスに乗って幸せに泣き暮らしました・・・」で終わる話かと思いきや、後日談がかなりハードボイルドでした。

グッチの経営が斜陽に傾き、マウリチオとパトリチアは金銭トラブルの末に別居。
その後、マウリチオは何者かに暗殺され、犯人として捕まったのは、なんとパトリチアでした。
なぜ??
慰謝料がマニキュア代にもならなかったから?(それは別の人)

世紀のシンデレラが、一気に殺人者として刑務所入りとなったのです。

すごすぎますね。
そしてこの人、いまだに受刑中なんだとか。
仕事をしたくないからと、仮釈放も拒否したんだそうです。
ここまでくるとアッパレですね。最後までその生き方を貫いて欲しいです。

お金に幸せを求めたはずが、結局はお金で幸せを失った人。
哀れに思えますが、本人が自分の生き方を反省しているかどうかは、わかりません。

そしてグッチ一族は没落し、ブランド名は今では血縁からは離れた他の人の手にわたっています。
資本主義の盛衰が見えます。

パトリツィアがここまでお金にこだわったのは、彼女が貧しい家に生まれたためか、考えが貧しかったのか、どちらかではないかと思います。
春からの消費税アップにおののいている私は、ロールスロイスなんて恐れ多くて乗れません!
コールスローと間違えちゃうもんね!あるいはスイースロール、もしくは豚ロース。(食べ物ばっかり...)

自転車でその日の風を受けながら、道端に花を見つけて停まる方が、全然幸せだと思うんですが。
少なくても、自転車を買ってメンテするお金くらいはあるんですから!それじゃだめなの?

まあでも、彼女はひいては「鶏口となるも牛後となるなかれ」、つまり有象無象に埋もれた一市民よりは、ずば抜けて目立った一人になったわけで、そうした意味では「彼女らしい生き方をしている」のかもしれません。
やはり悪女は、他を寄せ付けないほど美しい悪魔であってほしくもあります。

彼女と真逆の立場にいる、無私無欲のお坊さんに紹介されたというのがまた印象的でした。
そういえば、グッチのバッグ、一つだけ持っています。
経営ミスで質が落ちたと言われるより前のもので、親から譲ってもらいました。
時がたっても形が崩れることもなく、大切にしまっていますが、今となっては古き良き過去の遺産なんですね。
週末には棚から出して、風を通してみようっと。
そして暖かくなったら、自転車であちこち巡ろうっと。(あ、タイヤに空気いれないと…)
 
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牛へんに売る?
この前、都内を散歩した時の話です。
芝公園あたりでランチをしようと入った、中華料理の桂園 香港酒家
前にいた二人連れが入っていくのにつられて、あまり考えずに入店しましたが、なかなかおいしかったです。

 
このホイコーロー麺セットで700円というコスパの良さ!都心なのに!
男性客が多かったのもわかります。
ザーサイを、久しぶりに食べました。

散歩を再開したところで、駅名看板のような表示を見かけました。
お肉屋さんでしょうか。

「うし、ぶた、ほにゃらら、羊肉」と連れが言ったので、「めんよう肉!」と、めんよう好きの私は自信たっぷりに答えました。
でも、その前の字は読めません。
「牛でも豚でも羊でもない肉っていったら?」「鳥か馬かな?」
どちらでもなさそうです。

PCで手書き文字入力をしてみても、出てきません。あれ?

あれこれネット検索しているうちに、「犢」という字に行き当たりました。
「売」の旧字体で、「トク」と読むそうです。
それじゃあ、どんなお肉かわからなーい。

さらに探してみると、「犢」は「こうし(子牛)」と読むとわかりました。
ようやく答えに行き当たりました。
読めませんねー!

羊はマトン、子羊はラム。牛が仔牛の時にも、ビーフではない名前なんでしょうか?

・・・更に調べてみました。
たしかに違いました!

子牛は英語でcalf、子牛のお肉はVealだそうです。ヴィール。
聞き馴染みがありませんが、「仔牛肉」というのはよくメニューでみられます。
仔牛の赤ワイン煮込みとかね。
日本では需要があまりなくて、輸入肉がほとんだそう。
なんだかちょっと可愛そうな気がしますね。ドナドナ・・・。

日本語だと、ビールとヴィール、ごっちゃになりそうだから、英語で言わないのかもしれませんね。
ふじかわの隣駅は、近江牛と松阪牛。どっちを向いても高級ビーフです。
きょろきょろしましたが、辺りは静かで、お店は見つけられませんでした。
ここは業務用卸で、売り場は新橋の方にあるそうです。

肉好きにはたまらない表示でしょう。
私はちょうど昼食後でおなかいっぱいだったし、読めない漢字が気になったため、その場によだれの洪水を作らずにすみました。
ザーサイは久しぶりだったけど、それ以上に、ここのところ仔牛を見ていないわー。
石の牛なら、天満宮でよく撫でているんですけどね。

都心を歩いていても、ふと足を止めるような不思議な光景に出くわすものです。
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いーね!いいじゃん!いがったっちゃ!
「イイネ!」三段活用、ではありません。
今日、mixiを開けたら「イイネ!」ボタンがいろいろ変わっていたので驚きました。
ランダムなのかと思いましたが、本日限定で、mixiの「イイネ!」ボタンが、各都道府県対応になっているそうです。
エイプリルフールだから?関係ないかな?

現住所もしくは出身地の言葉が出てくるとのこと。
マイミクさんそれぞれにゆかりの言葉だと思うと気になって、ずーっと前までさかのぼって、みんなの投稿を追ってみました。

「いーね!」は東京のようです。
台湾の友は「Great!」
奈良は「ええやん!」
京都は「ええなぁ!」
この辺まではまだわかりますが、どんどん馴染みのない言葉が出てきました。

「いいべや!」発見!この人は北海道出身でいま神奈川。ってことは北海道なのかしら?

「いいずら!」 えっ、あなたはどこ出身?

「よかんべ!」
「よかばい!」
「よかたい!」
「いいべ!」
「いいら!」
「いがったっちゃ!」
「いいねか!」
「いいじー!」・・・

いろいろあってびっくり!!たくさん出てきすぎて、どこの言葉か、もうわからな〜い。
「イイネ!」ひとつをとっても、いろんな言い方があるものですね〜。

ほかのマイミクさんたちがさまざまな「イイネ!」になっているのを見て、(私のはいったいどう表示されているんだろう?)と思いました。
自分ではわからないのです。
あちこち住所を移してはいますが、その割に地方の言葉を覚えていない私。
たぶん神奈川県民「いいじゃん!」でしょう。

いろんな「イイネ!」、いいじゃん!
違う土地の言葉があるって、おもしろいですよね。
今日だけでなく、ずっとこのままなら楽しいのに。

とりあえず、「Easy Lover」をファルセットで歌いたくなりました。
Easy lover
She'll get a hold on you believe it〜♪
「いいじー!」はどこの言葉なのかしら〜?

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言葉は世につれ
毎朝、PCをつける時に森山直太朗の「夏の終わり」がかかるようにしていましたが、部屋に暖房も入ったことだし、さすがにそろそろ曲を変えようかな…と思うようになりました。
にぶすぎかしら? でもいちお、今だって夏の終わりですから!(←へりくつ)
次は、クリスマスソング?(飛びすぎ!)

11月9日放映のテレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!』は「ニッポン人らしさよどこへ行った!?」というテーマで、敬語や若者言葉について取り上げていました。
そこで「年上に嫌われる若者言葉ワースト5」の集計結果が発表される様子。

気になったので、ペンを片手に見ていると、あるある若者語が次々に紹介されました。

5位「っていうかぁ〜」
4位「○○的に、」
3位「ぶっちゃけ、」
2位「○○っす。」

わかるわ〜。言ったことないとは言えないけど(^o^;)

そして気になる1位は、堂々の・・・「ヤバい!」

まあこれは当然ですね。言い出しっぺはいったい誰じゃい!と言いたくなりますもん。
初めて「ヤバい、ヤバいよ!」という声を聞いた時、「なになに?事件の予感?」と身構えたものです。
でも物騒なことはなんにも起こりませんでした。そして、言っている人は、とっても幸せそうでした。
おかしいよ!

まあ、わからなくもないのです。私も、あまりに美しすぎて言葉にならないような光景を目にした時には、どうしていいのかわからなくなって、そんな収集つかない自分の内面が「やばいかも」と思ったりします。
ただ、そういう時に、相手に通じる言葉を探さず、気持ちをそのまま口にしてしまうことが、よろしくないと感じるわけです。
日本人の語彙の低下につながるし。表現力も下がるし。

でも、新製品が発売されると買ってみたくなるように、新造語が出てくると、使いたくなっちゃうものなんですよね。
ほかに、若者造語が紹介されていました。

「ポニョる」「ザビる」「シーラカンス」

どれもわかりませーん!「シーラカンス」は化石のように古い人って意味かしら?
「ポニョる」は、魚から人に変身すること?(いつ使うんだー)
翌日、同い年の友人をつかまえて、聞いてみましたが、やっぱりわからなかったので、二人でネット検索してみました。
なるほどね〜、って感じです。「ザビる」はうすうす想像していた通りでした。やっぱりザビエル・・・。


画像は戦国BASARAのザビー。愛のためには手段を選びません!(...)
色モノ扱いだけどこわすぎー。そしてちょっとポニョり気味。

「シーラカンス」は、「シラス」とも言われるそうです。
略しすぎー。それもう魚の種類が違うから!

「っていうかぁ、ぶっちゃけ、私ら的に、ポニョったりザビったりシラスったりしたらヤバいわけっすよ〜」

ふうふう。これで合ってる?
 あっ「ヤバい」が普通の使い方になっちゃった。
でも、今どきの言葉を駆使できて、マンモスうれピー。(えっ? )

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リボンちゃんはナポリンちゃん?
連休中に訪れた、恵比寿ガーデンプレイス前に、着ぐるみの女の子がいて、手を振っていました。
ええっと、彼女の名前はなんていったかしら…
「あ、リボンちゃん!」


「そうそう!」「シトロンちゃんかって思うよね」「私はレモンちゃんだと思ってたー」と、いろんな女子の声が挙がる中で、一人の男性が
「あれ、ナポリンちゃんかなって思った」と言いました。

それを聞いて「えー、ナゼ〜?」と、ひとしきり笑った私。
だってシトロンじゃなくてナポリンちゃんって、あまりにも唐突で思い浮かばないし。
「ン」しか合ってないしー!

まあ男の人だから、その辺曖昧でもご愛嬌ね、と、深く考えずにいたら、続けて彼は
「北海道には、リボンシトロンならぬリボンアップルっていう地域限定版があるよ」と言いました。
「えー、リンゴっていったら、青森なのに、北海道限定で?」と、不思議に思ったそのままを口にしたら、彼も
「うーん、たしかに・・・」と口ごもっていました。

そんなやりとりをしたことをすっかり忘れていたら、昨日、北海道フェスタの一角に、リボンちゃんの絵のついた赤いペットボトルを見つけました。
(あ、あれはもしや)と近寄ってみたら、果たして、彼の言っていた 北海道限定品 の 「リボンナポリン」 でした!
本当にあるんだ〜。


彼が言うことを疑っていたわけではありませんが、(その発想、変わってるなー)程度で、本当だとも思っていませんでした。
まさかナポリンも正解だとは思わなかったわ〜。
ヒビキ君、ようやく謎が解けました!

そしてさらに知ったのは、リボンシトロンとリボンナポリンは、サッポロ飲料が出していたということ。
つまり、北海道が本社なんですね〜。
それで、北海道限定版があったりするんですね〜。
なるほど。すべて合点が行きました。

リンゴジュースは青森か長野じゃないとー、と引っ掛かっていましたが、リンゴ味だけでなく、オレンジ味とグレープフルーツ味も出ているそうです。
どうやら私、リボンちゃんのことを知らなすぎたのね。

恵比寿を歩いていた時は、何人もの女子と一緒だったのに、等身大のリボンちゃんに一番テンションが上がっていて、2ショット写真を撮ってあげたのは、ヒビキ君だけでした。
その辺、女の子たちは意外とクールなものです。
(リボンちゃんファンなのね)と思っていましたが、札幌出身の彼にとっては、同郷の士だったわけですね。

ヒビキ君、私が無知すぎたせいで、いろいろ誤解していたようで、ごめんなさーい。
いそぎ、満面の笑みのあなたとリボンちゃんの2ショット写真を送りますねー。
あ、でもリボンちゃんの名前はリボンちゃんで、ナポリンちゃんっていうのは間違いよー(笑)!

そもそもなぜ「リボンナポリン」という名前かという謎は相変わらず残っています。
結局、どんな味なの〜?ナポリタンみたいなの〜?
北海道に行った時に、飲んでみるんだったわ。
(というか、近所の北海道フェスタで売ってるんだった!)

去年生誕100周年を迎えたという、実はとっても息の長い御長寿ドリンク。
ナポリンミステリーについてご存知の方がいらしたら、こっそり教えて下さいねー。

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追記:
調べていたら、答えを発見しました。
もともとブラッドオレンジを原料に使用していたため、 地中海を代表する果実ということで、地中海に面したイタリアの都市「ナポリ」にちなみ「ナポリン」と命名したんだそうです。
ふーん、なるほど。じゃあオレンジ味なんですね。
同じイタリア地名由来の「ナボナ」と一緒に食べたいものです!

リボンシトロンの歌を歌おうとしても、どうしても「キリン♪ レモン♪」と歌ってしまうのは、これいかに・・・

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打ちまつがい:
今「地中海」と打つつもりが、間違えて「父誘拐」になっちゃいました。
お父さん、夜道には気をつけてー!
(どんどん話がそれていく〜)


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あつい横浜、そして四国
暑い夏が続いていますね。
「横浜アリーナ」とキーボードで打とうとしたら、「r」を隣の「t」に押し間違えて、「横浜あちーな!」と打ってしまいました。
横浜あちーな(笑)!
確かに今は、アッチッチですね!

これを応用したら、
「とどろきアチーナ!」
「桃太郎あちーな!」
「さいたまスーパーあちーな!」←キング認定〜!熊谷は確かに暑いー!

と、一人で楽しく盛り上がっていました。
できれば「暑い」より「熱い」方が、いいですね。

津市が、地元出身の吉田選手のオリンピック女子レスリング3連覇をたたえ、建設中の総合スポーツ施設を「吉田沙保里アリーナ」と命名決定したそうです。
坂本龍馬空港や坊ちゃんスタジアムというネーミングに、十分驚いていましたが、現実のヒロイン名までもつくことになろうとは。

暑さに負けず、熱くいきましょう!
気分はいつもアリーナ席。

暑いといえば、先日四国旅行をした時の旅行記をアップしましたー。
初めての四国。終わってみればなかなかハードボイルドでした!
「2012-8 真夏の四国自然堪能記」

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はしかはしごか
朝、出勤電車に乗ろうと、駅のホームに並んでいた時の話です。
私の前に立つ女性が、ノートを開いて読んでおり、それが肩越しに見えました。
左ページの一番上の行に
「日本人ははしごで食事をします」
と書いてあるのが見えました。

一瞬えっ?と思いましたが、(ああ、はしごするっていう意味ね)と気がつきます。
たしかに、お酒ははしごするけれど、でも食事はしないんじゃない?
「日本人ははしごでお酒を飲みます」が正しいのでは。

ノートの右ページには、ハングル文字が書かれていました。
どうやら、前の人は韓国人で、日本語勉強中のようです。

韓国人はお酒が強いイメージがあるから、わざわざ日本人と書かなくてもいい気がするけれど?
更に気がつきました。
(もしかして「はしご」じゃなくて、「はし」なのでは?)

「日本人ははしで食事をします」
これなら、スッキリ文章が落ち着きますね。

指摘したくはありますが、突然背後から「そこ違う」と言われたら、誰だってギョッとするでしょし、朝のラッシュ時にホームで騒ぎが起こったら、電車遅延にもつながりかねません。
トラブルは避けなくては。自分がその原因になるなんて、もってのほかです。
そこで(梯子じゃなくて、箸よ〜)と後ろ姿に向かって心の中で呼びかけるだけにしました。
まあ、勉強しているうちに、気がつくでしょう。

ただ(韓国人だって、箸を使って食事するから、わざわざ日本人はと明記した例文にする話かなあ?)と気になります。
韓国の箸は鉄製ですが。
やっぱり「はしご」が正解かしら?

そのうちに電車がやってきて、後ろで悶々と悩んでいる私の存在に気づかぬまま、前の人は車両に入っていきました。
その後に続いた私ともども、混雑した車両内でもみくちゃになり、「はし」か「はしご」かは、永遠に解けない謎となりました。

実は銀座「はしご(橋悟)」というラーメン店のことだったりして…(笑)


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それぞれの「今年の一字」
まだ京都旅行ブログを書いている途中です。(なかなか終わらないの...)
その中でおもしろいエピソードがあったので、ダブリますが、抜き書きします。

大阪の友人ヒトミさんと京都散策中に訪れた、三条通の京都文化博物館別館に「今年の漢字」投票箱がありました。
毎年年末近くなると一般公募され、12月12日の「漢字の日」に清水寺で発表される、あれです。
去年は清水寺で家族全員が投票し、私が書いた「暑」が選ばれました。
(猛暑でしたもんね)


「これに、投票しようよ」と、二人で字を考えます。
私は(やっぱりこれかな)と「震」にしました。
ヒトミさんは、「今年は "絆" 、これでしょう!」と言いながら、書いています。

どちらも震災に関する字ですが、関東でこの大地震を体験し、災害関連の仕事をしている私は、具体的な字を選び、関西に住む彼女は、震災後の人々の心情を表す字を選んでいます。
ハード面とソフト面?
(場所が違うと、震災への感じ方も、選ぶ字もちょっと変わるのかな)と思いながら、先に書き終わり、彼女の手元を何気なく見ているうちに、「・・・ん?」と思いました。

(あれ、"きずな" って言ってた・・・よね?)
明らかに、できていく字が違います。へんの段階から違うような・・・。
でも、どうしよう。


言うのをためらっているうちに、彼女は「できた!」と字を書き終えました。
かけらも気付いていない風だったので、とうとう真実を伝える(突っ込む)ことにしました。

「それ、"きずな"じゃなくて "粋" よ!イキ!スイ!」
「あれ? あっ、そうやわ! "きずな"ってどんな字だったっけ?」
さっきまでわかっていたのに、粋の字を見たとたんに飛んでしまって、二人ともど忘れ。
思い出せそうで思い出せません。
恐るべし、粋パワー。(ちがう)

「これ、今年の一字にする?ふふ。」「ああ、どないしよ(笑)!」とひとしきり二人で笑った後、「まあ、粋でもええわぁ」と、書き直さずに投票した彼女。
そこが "いき" だわー!
その日の午前中に、『「いき」の構造』を著した九鬼周造のお墓参りをしていた私。
我が友のいさぎよさにぐっときました。

きっと審査員の人たちも、ヒトミさんの投票用紙を開いて(え?なぜこの字?)と首をひねることでしょう。
皆さんの「今年の一字」のは、なんでしたか?
一週間後の発表が、楽しみです。
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五十里さんと四十山さん
難しい、珍しい名字に心惹かれる私。
初めて聞く名前の人と出会うと、テンションがぐぐーっと上がります。
(どの辺りの名前なんだろう?)と出身地を伺ったりしますが、皆さん、そんなに御自身の名前にこだわっていないみたい。
うーんもったいない。私なら、家系図をさかのぼって、その名前の開祖をつきとめたくなるところでしょうけれど。

「五十嵐」さんは時々みかけるお名前ですが、仕事先に「五十里」さんという人がいます。
「いかり」さんと読みます。
はじめは、耳で聞き知っていたので、てっきり「錨」さんだと思っていました。
都から五十里のところに住んでいたからだそうですよ。ちゃんと名前の由来もあるんですね。
てことは、4×50=200kmくらいの場所だったんですね。
200kmって、日本では東京-焼津、フランスではパリ-ナンシー間の距離くらいです。
以外と遠かった!
私の知るいかりさんは、ロシアの血を引くエキゾチックな顔立ちで、古めかしい和風の名前とのギャップ効果がすてきです。

ほかに、「四十山」さんという人もいると知りました。
「あいやま」さんと読むそうです。
「四方山」さんなら、「よもやま」さんですが。
きっと山深い場所が出身地なんでしょう。
いかりさんも、あいやまさんも、読めない〜!
うーん、でもその一筋縄ではいかないところが、好き☆

五十里さんと四十山さんがお友達なら、アウトドア繋がりというイメージ。
二人とも健脚で、長いピクニックに出かけそうです。

「五百鬼」さんにも、知り合ったことがあります。
字はおっかないですが、読みは「いおき」とナチュラル。
女の子が背負う名前としては、なかなかハードボイルドですね。
ちなみに同じ読みで「五十鬼」さんもいます。
私は九鬼周造のファンです。

先日、仕事先に届いたFAXの送信者名に「禿河」と書かれていました。
どう読むんだろうと調べてみて、「とくがわ」さんだとわかりました。
「徳川」さんと同じ読みなんですね。
禿という字は、禿頭などでたしかにとくと読みますし。
ただ、この字が名前にあるのは、ちょっとセンシティブかもと思いました。

中学校時の友人「川尻」さんは、名前に尻という字がつくことを男子にからかわれるたび「はやくお嫁に行って名前を変えたい!」と言っていました。
その時はかわいそうに思いましたが、お尻は誰もが持っているものですし、出口という意味もあります。
禿は、個人差があるため、それよりもデリケートな字になりますね。
珍しい名前なので、それでも吸い寄せられますが。

「祇園白」さんという人と知り合った時には(桜小路さんも真っ青の、美しすぎる名前〜)と嬉しくなりましたが、「上り口」さんという人を知った時には、興味の枠を超えて、もはやジーンと感動しました。
名字にひらがながつく名前って存在するんですねー。すごいすごい。
関西方面のお名前だそうです。「三条上ル」など住所にカタカナの付く京都のご出身かしら?

先日読んだ本に、「日本の家系は、大名家であれ、名門の家であれ、皇室と一部の公家を除けば、そのほとんどが応仁の乱以降に始まる。それより前にはさかのぼれない」とありました。
ショックな話ですが、逆にその辺りまでなら、きちんとルーツを辿れそう。

親がつける下の名前は、今やキラキラネームワールド全盛ですが、ヤンキー宛て字のようなものには、特に食指が動きません。
最近(おおっ)と心動いたのは、「支生璃」という名前でした。
「しおり」さんだそうです。
伝統的磁器や陶器の種類にありそう。媚びない感じが、いいですね!

友達で「加寿馬」(かずま)くんと言う名前の人もいて、ことあるごとに「いい名前!」とほめそやしています。
「名前ばっかり褒めてない?」と、とっくにバレバレという・・・(笑)
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タトゥーは「酷」?「醋」?
外国人は、漢字のタトゥーが大好きのようで、外国に行くと「友」とか「力」とか「根性」とか、しょっちゅう見かけます。
友人がオーストラリアで、「日本人か!」と寄ってきた現地の人に、背中に彫ったタトゥー「台所」を、自信満々で見せびらかされ、「これなんて意味だ?」と聞かれて、どうしようもなく「・・・Kitchen.」と答えて、がっくりさせてしまったことがあるそうです。

先日、バスの最後部座席の真ん中に乗っていた時、斜め前に座っていた男性の黒い半袖Tシャツの袖から、漢字が半分見えました。
ファッションタトゥーのようです。

でも、バスに乗っているその男性は、見たところ生粋の日本人です。
20−30代で、頭がキンキラ茶髪で、少し怖い雰囲気です。

文字は、袖に隠れて下半分しか見えません。バスの揺れ具合でちらちらして、何の字か、気になりました。
よし、ここは、漢字検定二級の私が、当てて見せようなないですか!

でも、なんど目を凝らしても、「酷」の字の下半分にしかみえません。
でなければ「醋」。
う〜む、どっちにしても、タトゥー用の文字とは思えないけど・・・?

彫られた位置的にも、意味的にも、一文字だけということはなさそう。
三文字も大きさ的にバランスが合わなくなるから、おそらく二文字でしょう。
でもそれなら、どんな二文字なんでしょう。
「酷」なら、過酷・冷酷・残酷、「醋」なら、香醋くらいしか思いつきません。
う〜む、そんな文字、自分の腕に彫るかしら・・・?

どんどん謎に思えてきました。
その時は、友人4人で楽しくバスに乗っていましたが、あまりに前の席の男性と近く、本人に気づかれてしまいそうだったので、隣の友人に「ねえ、あれ…」と話題にすることもできず、デジカメを取り出すこともためらわれて、結局一人でモヤモヤしたままでした。
結局あれは何の字だったのかしら・・・?

さらなる違和感は、そのバスは田園調布を走っていたのです。
おハイソな街並みからどうにも浮いた、あやしいタトゥーを彫ったヤンキー風のお兄さんのギャップを考えると、いろいろ謎が多すぎて、なんだか楽しくなっちゃいました。

長い人生、いつかあのお兄さんと再会して、友達になる時が来るかもしれません。
その時に、このモヤモヤもスッキリするでしょう。
そうしたら、このブログを読み返して笑おうっと。

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