町のクリスマスソングチェック

もう去年の話になりますが、実は私、クリスマスに関して、広く世間に訴えたいことがあります。

時期になると『クリスマス・イブ』と『ラスト・クリスマス』をじゃんじゃん世間に流すのは、もうそろそろやめませんか?

 

クリスマスって、楽しい心躍るイベントですよね。
サンタクロースにケーキにプレゼントで、みんながワクワク夢いっぱいになるような。

 

山下達郎の『クリスマス・イブ』(1983年)とWham!の『ラスト・クリスマス』(1986年)、どちらも確かに名曲です。
人の心を打ち、長きにわたって愛されるべき歌だというのは、まちがいありません。

でも、そろそろよくないですか〜?

2曲とも、悲しい失恋ソングです。
個人的なハートブレイク体験を切々と歌い上げているため、聞いていると悲しくなっちゃうんです。

 

そう周りに言っても
「あの曲、失恋ソングだっけ?」「考えたことなかった」と言われます。
「どっちも、メロディが悲しくないし」
「ワムの方は、英語だからよくわかんないし」
そう言われると、ワムに関してはもう何も言えなくなります。

 

 

「山下達郎のは、JRのクリスマス・エクスプレスのCMだもんね」
そう、その点も一言モノ申したいところです。
クリスマスの遠距離の恋人たちを映した新幹線のCMは、とてもステキでした。
何バージョンもあったそのどれもが、ラブラブハッピーなカップルだった気がします。
つまり、失恋の歌なのに、CMの2人は絶賛恋愛中。

 

 

「確かに、"きっと君は来ない〜♪"って歌がバックに流れてるのに、ちゃんと彼女、駅に来てるね」
「そうなのよ〜」
それで幸せな恋人たちのクリスマスソングというイメージができたような気がします。

JR東海の罪は深くってよ・・・。

 

加えてこの曲には、引っ掛かりがありました。
作詞作曲、山下達郎ですが、コード進行とコーラスはパッヘルベルの「カノン」を彷彿とさせるもの。
(作曲はパッヘルベルじゃないんかい?)と、聴くたびにモヤモヤしていたのです。

一過性の歌なら、じきに忘れてしまうところでしたが、冬が来るたびに流れるので、パッヘルベル・モヤモヤがずっと残ったまま〜。

 

さらに今回、友人から「あの歌、失恋してないんじゃないの?」と言われました。
「えっ、"きっと君は来ない〜♪"って、失恋ソングでしょ?」
「"きっと来ない(だろう)"は未来予想であって、結果じゃないよ」
ひ〜、文法的に指摘された〜。

 

"叶えられそうもない"、"今夜なら言えそうな気がした"
確かに、確定事項とは言えません。
これは、好きな女性を待っている最中の男性の歌。
最終的に、"君"が来たのか、来なかったのかは、この歌ではわかりません。
正確に言えば「失恋しそうな歌」なのかもしれません。
でも、歌っている瞬間の彼の心は失恋モードなので、やっぱり失恋ソングということでいいですよね!ね?

 

横浜高島屋のイルミネーション

長くなりましたが、そんなわけで、そろそろ2つのクリスマスソングを聴かない年があってもいいんじゃないかと思います。
そして今年は、例年以上にあまり町にクリスマスソングが流れなかった気がします。たまたまなのか、JASRACパワーが強いのか…。
今年は聴かないままかな?

 

いいえ、TVから『クリスマス・イブ』が流れてきました。
女性が「アレクサ、クリスマス・イブかけて」と言っているCMです。

Amazon勤務の友人に粛々とその話をすると、
「ああ、山下達郎のレーベルが、最近Amazon echoで解禁になったからね」

そういう理由があったのね〜。

 

グーグルホームとかクローバウェーブとか、スマートスピーカーによって、聴ける歌が違うということを知りました。
各社とも、対応アーティストや楽曲を増やすことに、日々しのぎを削っているそうです。

 

 

では、Wham!の『ラスト・クリスマス』はどうだったかというと、これもイブの日に町を歩いていたら聴こえてきました。
(あ〜、やっぱり流れてきたかあ。いったいどこから?)と振り返ると、ローソンの外でクリスマスケーキを売るBGMに使われていました。

 

結果、今年もやっぱり両歌とも耳にしました。
個人的には、2曲ともすごく好きな歌。
でも私は、永遠ループの失恋ではなく、そろそろ歌の主人公たちに心の痛手から立ち直って元気になってほしいのです。
『クリスマス・イブ』の彼のところには、次こそ彼女がやってきてほしいし、『ラスト・クリスマス』の彼も、もう引きずるのはやめて、今年か来年こそは新しい恋を見つけてほしいなと思います。
そしてみんなで『ママがサンタにキスをした』とか歌って、ウルトラハッピーにイブを過ごせればいいなあと思います。
ひそかな調査は次回に続く!

 

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コメント
お久しぶりです。お元気でしょうか?

同じ疑問をお持ちの方がいらして「あらま」と思いました。
また山下達郎の歌詞を文法から読み解いたお話はとても興味深かったです。
そろそろこの二曲以外の曲を流してもいいと私も考えます。
私自身この二曲のCDも持っていますし、素敵な曲だと思います。

そうそうChris Rea の 「Driving Home For Christmas」も、とても素敵な曲で私は大好きです。

まとまらないコメントになりましたが、
それでは、また。

| merion | 2019/01/07 1:02 PM |
merionさん、この名前ではお久しぶりですね。
旧友と再会した気分です☺
そうですか、やはり同じようにお感じだったんですね。

誰もが知っている曲を話題にしてみると、みんなそれぞれに曲へのイメージを持っているものなんだなあと思いました。

リリース当時は、クリスマスは恋人たちのイベントといった感じでしたが、最近はもっとアットホームなものになってきた気がしますね〜。
| リカ | 2019/01/07 5:23 PM |
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