お菓子の好きなパリ娘

日曜日に、恩師の奥様を囲む生前奏(アマチュアリサイタル)に参加した時の話。
声楽家の奥様が歌われた、

 

 ♪お菓子の好きな パリ娘〜♪

 

というフレーズに、ハッとしました。
それは私が子供の頃、よくよく母が口ずさんでいた歌でした。

 

ハイカラな素敵なメロディでしたが、母の歌でしか聴いたことがなく、音楽の授業にも出なかったので、長い間忘れていたのです。

 

 

懐かしくなって、調べてみました。
「枯葉」とか「愛の賛歌」のように、シャンソンを日本語歌詞に直したものだと思ったら、なんと日本の歌でした。

 

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「お菓子と娘」

 作詞:西条八十、作曲:橋本国彦

 

お菓子の好きな 巴里娘
ふたりそろえば いそいそと
角の菓子屋へ ボンジュール

選る間もおそし エクレール
腰もかけずに むしゃむしゃと
食べて口ふく 巴里娘

残るなかばは 手に持って
行くは並木か 公園か
空は五月の みずあさぎ

人が見ようと 笑おうと
小唄まじりで かじり行く
ラマルチーヌの 銅像の
肩で燕の 宙がえり
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タイトルが予想外にシンプルでびっくり。
作られたのは1928(昭和3)年。

手毬唄「鞠と殿様」(1929年、作詞:西条八十、作曲:中山晋平)と同時期に作られた歌でした。
ハイカラ〜!

 

 

私にとってのフランスの原風景は、この歌だという気がします。
幼稚園に入る前から、おもちゃ屋には「ベルばら」の人形が売られていましたが、歴史も政治も愛も死も、私には話が複雑すぎて、全く興味が湧きませんでした。

でもこの歌は、とにかくおいしそうで楽しそうですから、子供心をわしづかみにされたわけです(笑)!

 

 

明るくノスタルジックなメロディも、詩人による流麗な歌詞も、クラシカルで素敵。
この歌でラマルチーヌを知った人も多いことでしょう。
言葉の響きで覚えた私は、ラマルチーヌとラマルセイエーズとラセーヌとラメールとラシーヌの区別がなかなかつきませんでした!

 

母に歌の話をすると、すっかり懐かしがって、久しぶりに歌い始めました。

 

 ♪お菓子の好きな パリ娘〜♪

 

母の歌声でたちまち立ち上ってくる、生き生きとしたパリ娘たち。
彼女たちは、昔も今も、心の中に住んでいます。

「お菓子と娘」の歌はYou Tubeにいくつか載っているので、興味のある方は聴いてみてくださいね。

 

追記:

「おかしのすきなまほう使い」という歌もあるようですね。

どちらの歌も、聴くと甘いものが食べたくなってたまりません。

角の菓子屋へ、ボンジュール!
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