文系・理系・村上春樹

数にからきし弱い私。
子供の時、子供同士での「いつ?どこで?」というやりとりに続く、
「何時何分何十秒?地球が何回まわった時?」という、あのくだりがとっても苦手でした。

 

今は、それがわかるアプリがあるようですよ。
すごいですねー。こわいですねー(笑)

 

まごうことなき文系人間なのに、なぜか理系環境の中で仕事をしています。
周りの人たちも、数学とか工学とか情報科学とか、とにかく理系の人ばかり。

 

もともとのベースが違うので、普通に話していても、なぜか相手に笑われたりしますが、私も笑う時があります。お互いさまですね。

 

mark is みなとみらいから見た月

 

先日、職場のベスがいつも髪を結んでいるという話題になりました。
私「たまにはおろしてみてもいいのでは?」
ベ「ひどいくせっ毛で、いまストパかけてないから、無理です!」

 

ふと思い出したことがありました。
私「村上春樹の『羊をめぐる冒険』という物語のヒロインは、耳のモデルなんです」
ベ「耳の」
私「その人、普段は耳を髪の奥に隠しているけれど、ひとたび髪をかき上げると、その美しい耳を見た人すべてが幸せになるって設定なんです」

 

(そういう秘密があなたにもあるの?)と夢を込めて続けたかったのですが、ベスは、
「耳の美しさというものは、単体ではなく、顔の面積や凹凸などのバランスから出るもの、もっというと黄金比に準じるものです」と言い出しました。

 

うぉいっ!

 

「いやいや、そういうんじゃなくって・・・」
突然そんなことを言われてびっくりしましたが、本人は至って真面目。
理系の人にはウヤムヤにできないことだったんでしょうけれど、そんな感想を聞いたら、ハルキだってびっくりするでしょう。

 

初めて見た、富士山型バリケード

 

「で、そういう物語を書いている彼が、毎回ノーベル賞候補に挙がってるんだね」と話を聞いていたボス。
「実際に候補になっているかははっきりしないようですけど」とベス。
「文学賞発表の日に、いつも『5次元』カフェに集まるハルキストたちが言っているのかもしれませんね」と私。

 

「うぉいっ!」

 

今度声を上げたのは、ボスでした。
「5次元ってなんじゃいー!」
「え、ハルキストが集まる場所ですよ」ご存じないのかしら。
「『6次元』じゃろうー」

あ、数が違ったんですね。
「6次元を5次元と間違えるなんて、ありえん」という雰囲気ですが、私には全く(しまった)という気持ちはありません。

「5次元も6次元も、わかりませーん!」
「なんだって?」
いっそ小気味いいくらいに開き直ります。
「3次元か4次元以上は、ワタシわかりませーん!(どっちも区別ついてない)」

 

「いやいや、あかんやろ」
「六文銭しか、知りませーん!」

ここまでくると、ほかの理系スタッフも(もうこの人はしょうがないな、文系の世界の人だから)というあきらめ顔で笑い、話は終わります。


さて・でも・しかし、これでいいのでしょうか?
いいんです。「雪が解けたら」→「春になる」、ロマンの文系ですからね!
「雪が解けたら」→「水になる」クレバーな理系の人たちとは違う世界で、今年もやっていこうと思います。

 

日本橋三越初売りの日に登場した七福神

 

画像は本文とは関係ありません。あしからず〜。

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