若鮎の思い出
この時期になると和菓子屋さんで見かけるようになる、若鮎(夏鮎)が好きです。
中は透明の求肥。甘すぎず、冷たい麦茶にもよく合う味です。

鮎自体も好き。旅先の宿のいろりに串つきの鮎が焼かれていたりすると、とっても嬉しくなります。

厚木では、夏に「あつぎ鮎まつり」が行われます。この花火大会に誘わた時、「鮎って名前がついたお祭り?」と聞き直しました。
鮎って、魚の中でもイメージがいいですね。お菓子にもなっているくらいですからね。

私は、鮎というと思い出す人がいます。
小学生の時に同じ学年だった、あゆ子さんです。

小6で転校した学校にいた、おとなしくて真面目な子でした。
クラスが違ったので、全く交流はありませんでしたが、学年に2人だけの同じ名字同士だったので、覚えていたのです。

卒業式の日の夜、家の電話が鳴って、母が取りました。
「はい、そうです。え、ええ?ええと、違いますが・・・」
なぜか動揺している母。なんだろう?と思っていると、
「こちらこそ、どうもありがとうございました」
「きちんとお礼も申し上げずにすみません」
と、何度もお辞儀をしています。

電話が終わったあとで、「どうしたの?」と聞きました。
「小学校の校長先生からだったのよ」
「ええ〜っ!?」

ビックリです。
なぜまた、校長先生がうちに電話を?

「先生のお留守の時に ●さんが "大変すばらしい式でした" と、お電話をされたんですって。それで校長先生が "電話をくださったのはうちではありませんか?" とかけて来られたの」

それ、あゆ子さんのおうちだわー。

うちではなかったために、校長先生も母もばつがわるくなり、エンドレスなお礼の応酬になってしまったそうです。
「卒業式のお礼って、するものなのかしら」とつぶやく母。
いいのよ、お母さん。

仕方がありません。なんといっても私は転校生。
たった1年しかいない小学校には、みんなの1/6しか思い出がないのです。
お礼を言うとしたら、5年生までいた学校の方でしょう。

おそらく6年間通いつめたあゆ子さんは、本当に感激したので、校長先生に感謝の気持ちを伝えたんでしょうね。

だれも悪くない、けれど妙にもぞもぞした当時の思いが、「あゆ」という言葉でいつも蘇ります。

あゆ子さん、今ごろどうしているかしら〜。

あゆ子さんのあゆは、魚の鮎だとなぜか信じている私。
でも、あゆみさんという名前のあゆは、「歩」か「亜由」だろうと思っています。
きっと、あゆ子さんの静かできまじめな様子が、鮎のイメージと重なるからでしょう。

今回も、そんなことを思い返しながら、納涼に若鮎をいただきました。
あゆ子さーん。校長先生〜。清水の小学校〜。

ところで、若鮎に形が似ているバナナカステラも好きです。
季節感の風情はないけれど、一年中食べられるというメリットあり!
センチメンタルな思い出にひたることなく、ウキッキーと言いながら牛乳に合わせて食べていまーす。
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