ネパールの地震、そして電線
4月25日にネパールでマグニチュード7.8の大地震が発生しました。
歴史的な寺院や国じゅうの多くの建物が崩壊し、ヒマラヤ山脈では雪崩が起こり、犠牲者は今なお増え続けています。

壊滅的な街の様子がTVに映し出されるにつれ、暗澹とした気持ちになります。
2001年にネパールを旅した時のことを、鮮明に思い出します。→ 旅行記

日本と比べてあまりに違う別世界。旅の連れは「『スターウォーズ』の別の星に来たみたい」と言いました。
私は「ネパールと日本の行き来は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたい」と言いました。
まだ生まれていないような昔にタイムスリップした気分だったのです。

カトマンズ市街を歩いている時に、とにかく気になって足を停めていたのが、町中に張り巡らされている電線。
これが、想像を絶するほど無茶苦茶でした。どんどん線を増やしているため、ごちゃごちゃに絡まって、もはや収拾がつかない状態です。
たわんでいる電線もあり、重みに耐えかねて、傾いている電柱もあります。
郊外の方はまだ電気が通っていない家も多く、町の中心部に電線が集中していましたが、とにかく見たことがないカオス状態で、電気系に疎い私でも、ハッキリ危険だと感じました。

大地震が起こったと聞いて、世界遺産のチベット寺院やエベレストのことよりも、真っ先に思い浮かべたのが町の電柱でした。
もともとギリギリもっていた感じだったし、あれでは災害が起きたらひとたまりもないでしょう。
街の近代化に押されて、防災のことまで考えるレベルではなさそうだったので。

とはいえ、私が訪れたのは14年も前の話。
その間にインフラ整備は着々と進んでいただろう、と思いましたが、「ネパール、電線」で画像検索をしてみたら、やっぱりごちゃごちゃ写真のオンパレードで、自分が見た時と変わっていないことを知りました。

また、オールドバザールのあるインドラ・チョークといわれる界隈は、町全体が混沌としており、今にも二階が落ちてきそうな、見ているだけではらはらするようなあやうい作りの建物ばかりでした。

当時、ネパールにエスカレーターが一基しかなかったのも、カルチャーショックでした。
日本でいうと、戦後の昭和初期の町並みでしょうか。
全く耐震力がなさそうな建物が多かったので、災害時の倒壊家屋数は想像以上だと思います。
津波は来ない高地ですが、ヒマラヤで起きる雪崩はすさまじいことでしょう。

もともと、チベット密教の地に憧れて向かった場所。
同じアジアの国なのに、日本とは違う文化を持つ、刺激的で思い出深い国です。
数々のすばらしい世界遺産の無事も気になりますが、やはりまずは、暮らしている人々の命の安全が第一。
防災教育が徹底されているのかわかりませんが、いまだに余震も続いているようなので、これからも倒壊建造物の下敷きになる二次災害が増えそうです。

ささやかながら、ネット募金で応援しました。
現地は瓦礫となり混乱していると思いますが、被災者も救援隊も、みんなめげずにがんばっていただきたいです。
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