甲斐的な夏・戦場のキャッチ&リリース
教師をしている友人へのメールの最後に
「快適な夏をお過ごしください」と、書いたつもりが、あとで読み返したら
「甲斐的な夏をお過ごしください」と、変換ミスして送っていました。

甲斐的な夏って、どんな夏〜?(笑)
最近「甲斐」と打ち込みすぎってことですね。

ではここで、さらに変換機能を高めるためにも、甲斐ネタをご披露しましょう。
甲斐といえば武田家。信玄の息子、勝頼の死(1582)で、甲斐武田氏は滅亡しました。勝頼は織田軍に負け、天目山で自害したとされていますが、土佐に落ちのびたという説もあるそうです。

今年は、落ち延び説での勝頼死亡年(1609)から400年後ということで、高知県にある「武田勝頼土佐の会」が、“武田勝頼のイメージキャラクター”を募集中です。
勝頼没後400年祭イベント(8.22)で人気投票を行って選考するそうです。
武田勝頼のイメージキャラクター、という意味がよくわからなかったり(いしだみつにゃんみたいなもの?)、事務局がたばこ屋さん内にあったりするのが、地元密着型っぽくて、ちょっとしたツボです。

中国史の方では、主要キャラが立て続けに亡くなって、すっかりがっかりした横山『三国志』を、がんばって読み続けていたら、劉備亡き後に蜀のリーダーとなった孔明が南征して、南蛮の国々と戦う話になりました。

そうしたら、南蛮の木鹿(ぼくろく)という王様が、白象に乗って登場しました。
三国志でゾウを見るなんて!
しかも彼は、狼や虎、豹など千頭の猛獣を戦場に放ち、敵の蜀軍を襲わせます。
あれ、私が読んでいるのって『少年ケニヤ』?と、一瞬くらっとしました。
木鹿王が治めていたのは、現在のインド・ミャンマー辺りらしいので、おかしな話ではないんですが、三国志にはどうしても今の中国のイメージがあるので、妙な感覚になります。

蜀の無敵のヒーロー、趙雲と魏延も「俺はこの年まで、こんな敵に出会ったことがない」と困惑し、最初の戦いでは蜀軍は猛獣にボロボロに負けてしまうんですが、二度目の対戦では、孔明が準備した大きな木製のからくり獣を何体も使って、逆に敵を驚かせて勝利をつかみました。

孔明は、反乱中心人物の王、孟獲を捕まえては従属を促し、断られるたびに解放しています。全部でなんと7回も逃し、七縱七禽(しちじゅうしちきん)と言われます。
まさに戦場のキャッチ&リリースですね。
Wikiには「蜀と南蛮の戦いの条は『演義』中でも特にユーモアに溢れており、孟獲は、悲劇が続く演義後半でのオアシス的存在となっている」と記載されていました。
孟獲の奥さんの祝融夫人は、ライオンを従えて登場しました。カッコイイです。
頭には、京劇の役者がつけるような触覚風の飾りがありました。

彼らが孔明に負けて、助けを求めたのが、兀突骨(ごつとつこつ)王です。
身長3m近くあり、蛇などをごちそうとして食べている王ですが、なによりぐっときたのが、名前でした。
ごつとつこつ! いいですね〜。なかなか言えません。
『指輪物語』に登場するガン=ブリ=ガンも、名前から入ったお気に入りのキャラですが、ごつとつこつも相当忘れられない響きです。
(ちなみに、ガングリオンは腫瘍です。間違えないでくださいねー)

すっかり楽しくなってきました。
目下の孔明の敵は、今までにない不思議な面々で、続きが気になります。
このペースだと、夏のうちに、全巻読み終えられそうです。
皆さんも、甲斐的な夏をお過ごしくださいね。
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コメント
落ち武者伝説といえば、九州、山奥にもいっぱいありますよー。
平家村とかまあ、そういう系。
車で紅葉見に出かけた事があるけど、せっまーい道、夕暮れせまるとネタのせいもあるけど、なんか薄気味悪い気がしてきた・・・(全然危険なとこじゃないんですけど)
こんなところで生まれ育ったら、さぞかし忍耐強い立派な大人になるのでは、と思った都会育ちです。

ガングリオンと見て、脳内変換は「グルガオン」。銀座にあるインド料理屋の名前です。思考回路はいつもベクトル食べ物方向。。。
| cbm | 2009/07/28 10:52 PM |
cbmさん

日本人は優しいから、悲劇のヒーローを伝説で生かしてあげたくなるんですよね。本当の話もあるかもしれないけど。

前に車で山間の温泉に行った時、ドライバーが霊感の強い友人で、「この辺、すごい霊気を感じる〜」と叫びながらカーブを切って行った時、身の毛もよだつ恐怖を感じたわ〜。

グルガオン。グルタミン酸を思い出すわー。
| リカ | 2009/07/29 5:54 PM |
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