清水の次郎長と横浜太郎
先日、中村雅俊主演の『ジロチョー 清水の次郎長維新伝』を観ました。
私は小6・中1の2年間、清水に住んでいたのですが、引っ越しの前に親に「清水の次郎長って、どんな人?」と聞いたら、「ヤクザ者よ。庶民の味方だったらしいけど、博打打ちで今のヤクザの元みたいな人」と、いいコメントは返ってきませんでした。
(え〜、そんな怖い人がいた所に転校するのかあ)と思いましたが、実際に清水に行ったら、次郎長のことを悪く言う人は誰もいませんでした。

そもそも、「ちゃっきりぶし」は
 ♪ 唄は茶っ切り節〜 男は次郎長〜
と歌いますからね。彼は文句なしに、清水のイイ男代表なんです。
     
親戚が静岡に遊びに来て、みんなではとバス観光ツアーをすると、必ずコースに次郎長記念館(遺物館)が組み込まれていました。
“いい人か悪い人か”という二元論でおおよそ成り立っている子供の頭には、次郎長の立ち位置は難しいものでしたが、記念館を見る限りでは、全然悪人とは思えず、そもそもヤクザがどういう人かもわかっていないので(なぜお母さんは、そんなに嫌うんだろう?確かにガサツそうだけど)と思っていました。

記念館には、3人の奥さんの蝋人形がありました。
どの人形の前にも「お蝶」という札があって、子供心にとても不思議でした。
(なんでみんなお蝶なんだろう?次郎長がこの名前が好きで、お蝶さんと結婚すると決めていたのかな?それとも昔は、お蝶さんという人がたくさんいたのかな?それとも偶然かな?)と考えましたが、2番目、3番目の妻を1番目の妻の名前で呼んだと知って、ヤクザということ以上に、ショックを受けました。
「自分の奥さんを、その人の名前で呼んであげないなんて、なんてヒドイ男なの!」

蝋人形の前で憤慨していたら、母が「あら、お母さんの家では、ペットの犬が死んじゃって新しい犬を飼うたびに、ラッキーって名前にしたわよ」と言いました。
(なんか違う気がするけど、よくわかんない...)と、脱力したことを覚えています。

そんなわけで、ドラマを見たら次郎長を理解できるかなと思いましたが、今回のドラマは、ストーリーよりもスタイリッシュな音楽と、CGとワイヤーアクションを駆使したマトリックスばりのアクション映像が観どころで、結局本人についてはよくわからないままでした。

中村雅俊は、目尻が下がった優しい顔なので、次郎長なんて似合わないのでは?と思いましたが、彼が次郎長を演じるのは、これが3度目だそうです。はまり役?
そんなにたれ目の次郎長じゃありませんでした。
そういえば、時代劇では目張りを入れるんでしたね。
敵役の黒駒の勝蔵を演じる佐野史郎の目は、豪快にアイプチをしたようでした。

森の石松を見て、『天地人』の伊達政宗を思い出しました。
黒眼帯は逆の目ですが、そういえば、中村獅童と松田龍平って、なんだか顔つきが似てるかも・・・。
大政・小政は、名前だと思っていたら、どちらも本名は政五郎で、同名だったので、体格で区別したそうです。ロナウド・ロナウジーニョと一緒ですね。
次郎長の「死んだらぶっ殺すぞ!」というセリフがよかったです。
これじゃあ部下は、(不条理な...)と思っても、死ぬわけにはいきませんね。

歴史博士たちに「ジロチョー、観たんです」と言うと、「あんまり好きじゃないんですよ。町のために治水や茶の栽培などやりましたけど、所詮はヤクザですからね」と、親と一緒の返答でした。
親のコメントにはバイアスがかかっていたのかと思いましたが、これが次郎長に対する一般的な反応なのかもしれません。

歴史上のヒーローって、日本の各地域にいるものなんでしょうか?
私がものごころついてから住んだ町を思い浮かべます。

清水(静岡)は次郎長。徳川家康も入るでしょうか?

鹿島(茨城)は、塚原朴伝、そして水戸も含めれば、黄門様ですね。

多賀城(宮城)は、仙台の隣の市なので、当然伊達政宗公。

ここまでは、すらすら出てきました。
でも、川崎と横浜の歴史的ヒーローは、思いつきません。
がーん、ヒーロー不在の地だったのかしら。
まあ、所詮、歴史の浅い場所ですからね…。

それでもなんとかひねり出そうと、あれこれ考えてみました。
歴史的ヒーローは、おおむね銅像になっているものです。
横浜にある銅像といったら、掃部山(かもんやま)公園にある、井伊直弼像。
横浜とどんなつながりが?と思ったら、旧彦根藩の士族たちが、この山を井伊家所有とし、「井伊掃部頭(かもんのかみ)直弼」という名前に因んで、「掃部山」と呼び、彼の記念碑を建てたそうです。
横浜が開港した頃の大老だから、というゆかりでしょうか。でも、土地の人ではないし、横浜の民に慕われていたかはわかりませんね。よって却下です。
「かもんやま」という名前の由来がわかったのは、いい収穫でした。

他にそういった銅像は思い浮かびません。
港の方にあるのは、あかいくつの少女像や、水の女神像。
母校の高校にあったのは、考える人の像。
結局、銅像からは、有力情報は得られませんでした。

神奈川に広げたらどうでしょう。北条一族?金太郎?三浦安針?
鎌倉の源頼朝と江戸の徳川家康の息がかかる領域からちょうど外れた、ダークゾーンなのかもしれません。
ようやく(清水の次郎長みたいに、横浜という名前のヒーローがいたような・・・そうそう、横浜太郎っていたわ!)と思いだして、明るい気持ちで検索したら、それは横浜銀行の口座開設サンプル紙に書かれている名前でした。
それでおなじみだったのね、横浜太郎…。
     
どなたか横浜・川崎の歴史的ヒーローをご存知だったら、教えてください。
私はギブアップです。
地元の人々に愛された清水の次郎長。
清水市が消滅して、静岡市に取り込まれたと知ったら、「せちがらい世の中になったもんだよ」と、民衆と一緒に嘆いてくれることでしょう。

彼の本名は山本長五郎だと知りました。
えーっ、清水さんでも次郎さんでもないの?
東横線大倉山駅は、大倉邦彦氏にちなんで名付けられたので、清水市も彼にちなんで命名されたものと思っていました。うわー、なんだかがっかりよ〜。
じゃあきっと、森の石松も、名字は森さんじゃないんでしょうね〜。

ところで、「ちゃっきりぶし」に出てくる「きゃぁる」とは、蛙のことですよ。
リカの、駿河弁ワンポイント講座でした!
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龍馬祭り・照之祭り
今年の大河『龍馬伝』が始まりましたね。
私は、幕末は詳しくないため、今年ゆっくり覚えていこうと思っています。
龍馬ファンに劣らず、新撰組のファンも、男女ともに周りにたくさんいますが、私はまだあまり好きになれません。内部分裂の殺戮集団というイメージが強くて、青春や希望をイメージするファンとの差を感じます。
多分、自分がよく知らないせいでしょうけれど。

去年、予習しようと司馬遼太郎の『竜馬が行く』を読みかけましたが、千葉道場に入門する辺りで止まっているうちに、先週の大河に話を越されてしまいました。

今年は、予想以上にTVで龍馬を見かけます。
大河(福山雅治)のほかに、ひと足お先の去年の『JIN』(内野聖陽)、ソフトバンクのCM(武田鉄矢)、ダイハツタントのCM(香取慎吾)と、龍馬は次々に登場しています。まさに時の人ですね。
先日山猫さんにいただいた『JIN』最新刊でも、いよいよ仁と龍馬との関わりが濃くなってきています。これはドラマパート2を作らないと、話がまとまりませんね。

先の日記に書いた『ジロチョー 清水の次郎長維新伝』にも、龍馬(池内博之)が登場しました。
次郎長に、「一緒に日本の夜明けを作りましょう」と誘う龍馬。
史実だったらすごいですね。
次郎長は「俺にはそんな大きなことはわからねえ。この清水の町が何より大切なんだ」と、龍馬の誘いを断っていました。
ドメスティックな次郎長とインターナショナルな龍馬。
結果、次郎長は清水の人(のみ?)に愛され、龍馬は日本国民に愛されています。
龍馬の方が、先の日本を見通す力があったということでしょうか。

この前、AZさんから、土佐の歴史をざっと説明してもらいました。
こういうことだそうです。

 長宗我部元親(土佐の戦国大名)
   ↓
 関ヶ原の戦い:『功名が辻』の山内一豊が功を挙げ、長宗我部盛親は功を成せず
   ↓
 長宗我部氏のお家取り潰し、山内一豊が土佐藩主に
   ↓
 長宗我部残党兵、山内氏に反抗
   ↓
 山内氏、相撲大会と称して残党兵をおびき寄せて殺す
   ↓
 山内氏、自分の家来を土佐に連れてくる
   ↓
 山内家、土佐に郷士階級を作る
  ・上士(山内家臣):郷士を斬り捨てても罪にならない
  ・郷士(生き延びた元長宗我部家臣):いくら優秀でも藩政に関われない

AZ「『龍馬伝』で上士や下士って出てきたけど、よくわからなかったでしょ?
元長宗我部家臣の郷士(下士)の中でも、龍馬の家は上の方の階級で、弥太郎の家は下の下だったってことだよ」

なるほど〜。なんてわかりやすい説明でしょう。
『功名が辻』って美談の話だと思っていたのに、山内一豊って結構卑劣なことをしているんですね!
ひどいわー。きっと、司馬遼太郎の筆力で、感動の名作になっているんでしょうね。
当時はそうやっていかなければ、生き残れなかったのでしょうか。
BASARAの影響で長宗我部氏寄りの私。京都旅行中に、盛親(元親の息子)のお墓のあるお寺を訪ねています。そちら側から見ると、切ない時代の移り変わりです。
でも、下士として差別を受け続けた龍馬が、どんでん返しを果たして、日本を動かす大きな力になったのですから、歴史って不思議ですね。

『龍馬伝』での弥太郎役の香川照之がすごい迫力だね、という話で、AZさんはこう言いました。
「『功名が辻』にも彼は六平太役で出てるんだけど、それがすごくて、それ以来香川照之が時代劇に出てると、みんな六平太に見えるんだよね」

確かに、最近香川照之をよく見かけます。最初は「ヘルシア緑茶」のCMの人、というくらいにしか知りませんでしたが、大河でも、『坂の上の雲』の正岡子規から『龍馬伝』の岩崎弥太郎に器用にシフトした彼。
先日の『Wの悲劇』ではヒロインの相手役だったし、『ゲド戦記』のウサギの声も彼だったし、主役を食うほどの名脇役ですね。
今年は龍馬祭りですが、香川照之祭りとも言えそうです。

この前、日本橋三越の「アンコールワット展」を観た時、一緒に「『龍馬伝』コーナー」も観てきました。撮影に使われた龍馬の服や刀、出演者の草履のほかに、弥太郎の鳥籠が展示されており、しげしげと観察してきました。
     
龍馬はこの1年で理解できるとしても、新撰組はどうかなあ?と思っていたら、先週、たまたま不思議なドラマを見ました。
『喰いタン』の男の子(須賀健太)が、「僕も新撰組に入りたい!」と言っているところに、偶然沖田総司が通りかかり、同情へ連れていきました。
『新撰組 Peace Maker』という、漫画が原作のドラマのようです。
少年が主役なので、あまり迫力がなさそうな分、血なまぐさくもなさそうなので、軽い感じでちょっと見てみようかなと思っています。
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BASARA第2弾、もうすぐ出陣
載せようかどうしようか悩んで、しばらく非公開状態にしていた日記です。
年明けに、書店に平積みされた『アニメージュ』の表紙を見つけて、一気にテンションが上がりました。
「戦国BASARA」の伊達政宗と片倉小十郎だったんです。「新年早々、レッツパーリィー!」というコピーつきです。BASARAふたたび!
来月からは、お待ちかねの第2弾が始まるわ〜!!

早速、職場の歴史博士に話しました。
「アニメージュの表紙がBASARAだったんです〜。もうすぐ第2弾が始まるんですよ!楽しみ〜♪」
すると、博士はこう言いました。
「それ、日記に書かない方がいいですよ。アニオタだと思われますよ」

「え〜、そうですか?」と、その時は黙っていることにしましたが、また別の日に見かけた、『電撃マ王』という雑誌の表紙は、BASARAの幸村と小十郎でした。
博士には更にあやしいと言われそうですが、自分は特にアニメに詳しくないので、オタクじゃないと思って、日記に書くことにしました。
それに、アニオタだったとしても、いいじゃない〜!

博士には、今までも「BASARA好きなんて公言したら、腐女子扱いされますよ」などと脅されてきています。
確かに、女性がグッとくるツボを押さえたアニメだなあと思いますが、私にとってのBASARAは、突っ込みを入れながら楽しむ、大いなるネタの宝庫で、女同士でハートを飛ばしてお耽美に盛り上がるものではありません。

大好きなのは本当で、あまり詳しい話をすると、みんな引いてしまいそうなので、サックリと…。
相変わらず、ゲームには手をつけていませんが、夏に出る「BASARA3」での、新しいキャラクターを知って、目が点になりました。

新キャラの一人、雑賀孫市は、なんと女性として登場するそうです。うっそお〜。
いったい、雑賀孫市という名前のどこに、フェミニン要素があるんでしょう?
アメリカンバトルヒロインのようなクールビューティーな風貌で、「バイオハザード」のミラ・ジョボヴィッチのようです。
火縄銃を駆使したという史実に基づいて、腰には銃を4丁さしています。荒野のガンマン?夕陽のガンマン?
これが傭兵集団の頭領の孫市とは〜。
セクシーでかっこいいんですけど、和歌山の地元保存会の人たちは、ショックで熱を出しやしないかしら?

孫市キャラといったら、前に日記に書いた「まごりん」(画像リンク)を連想する私も、さすがにかなり混乱しました。こんなに違うのに、元は同一人物なんてね…。

・過去日記:『pen』・まごりん・「戦国武将性格診断」(2009.9.4)


大谷吉継も、かなりきている新キャラでした。
顔を隠していた風貌を誇張させて、鉄仮面のようなものをかぶり、ホンダム(本多忠勝)の仲間のようになっていました。

知らない人は仰天でしょうけれど、「だってBASARAだから」がファンの合言葉の、なんでもアリの世界です。今までもさんざん驚いてきたし、むしろビックリが心地よくさえ思えます。

でも、それより驚いたのは、去年10月の宮城県知事選挙のイメージキャラクターに、BASARAの伊達政宗が起用されたことでした。
ちょっと、筆頭!平成の政治に乱入ですか!
このポスター、すごすぎるわ…さすがに心動かされます。欲しい〜(笑)。

県を動かすバサラもすごいですね。
BASARAファンが「仙台は日本のエルサレム」と言って、政宗ゆかりの地を訪れて巡礼(?)する情熱が、ちょっとわかりました。
宮城の友達には、あまり濃ゆい話はしていませんが、これからもおもしろ話題は出そうなので、地元で気になるBASARAグッズを見つけたら、教えてもらうっと。

そんなわけで、来月からしばらくは、またクレイジーになるかもしれません。
あまり日記には書かず、身近な歴史博士に話を振って、迷惑をかけようと思います。イルカさん、コウモリさん、ご覚悟めされよ〜!
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『pen』・まごりん・「戦国武将性格診断」
雑誌『pen』が「もっと知りたい戦国武将。」という特集を出しました。
気になっていたものの、スタイリッシュなデザイン系メンズマガジンなので、(硬派そうね...)と手に取れずにいたら、スポーツクラブにあるのを発見しました!
(そうか、ジムって雑誌が読めるんだったわ〜♪)と、さっそく読んでみました。

今はやりの戦国武将ものとは少し切り口が違う、penらしい美意識が加わった、読み応えのある内容でした。

伊達政宗や「へうげもの」の古田織部、ガラシャ夫人の夫の細川忠興や藤堂高虎、宮本武蔵、そして私の知らない上田宗箇(造園の才があった人)の、武人としての他に見せた風流な面や、彼らがまとった鎧や兜のデザインなどから、武将たちが競った美学を探っています。

伊達政宗は香道を極めて、当時とても珍しかった伽羅を前田利家達と争って入手し、名前を付けて大切にしたそうです。彼の鎧は黒を主体にしたセンスのいいもので、ダテに伊達男と呼ばれたわけではないとわかります。
戦国時代とはいえ、みんな、ただ戦ばかりしていたわけではなかったのですね。

鎧は、戦場で自分を目立たせ、主君の目が留まるように、自己主張の証として、それぞれが奇抜なデザインにしたそうです。こだわりがあったんですね。

家紋や旗印のデザインも紹介されていました。私が今一番気になっている石田三成の旗紋は、「大一大万大吉(だいいちだいまんだいきち)」と読み、「万民が一人のため、一人が万民のために尽くせば太平の世が訪れる」という意味の、縁起の良い文字を重ねたものだそうです。
大とは人民という意味とのこと。へえ〜。文字を組み合わせて印のデザインにするという、オリジナリティあふれる発想がいいですね。

ほかに、壮麗な天守閣を持つ城や、武将たちの名言が紹介されていました。
「知らなかった!動乱の世の意外な現実。」というコーナーでは、
・兵士たちは、基本、全く死にたくなかったから、往々にして号令を聞かなかった
・自分たちの土地が合戦場にされた住民にとっては、戦はハタ迷惑な話だったけれど、死人の持ち物から貴重品などもらったので、少しは生活のたしになった。ただ合同慰霊を行ったり、畑が全て荒らされたりしたため、損害の方が莫大に大きかった
など、面白い小ネタを知りました。

おびただしい数の戦国武将の家紋が、由来とともに紹介されていて、付録には家紋シールがついていました。
情報量が多くて、読みがいがありました。勇気を出して自分でも買おうかと思ったら、もう新刊が出ており、この号は売り切れだそうです。あらー。
これを読むために、15分間のジョーバに3回くらい続けて乗っていたため、マシンから下りた時には身体がぐらぐらになりました(笑)。

さて、新しい戦国診断ものをみつけました。7つの質問による診断です。
「戦国武将性格診断」
Yesが「左様」、Noが「笑止」になっているのが笑えます。

私は直江兼続型でした。
「馬鹿正直で、喧嘩はからっきし、そんなあなたは・・・直江兼続型です!
嘘が苦手で真面目にコツコツとやっていく姿は周りの人には魅力的に見えているはず。もう少し強引に新しいことにも挑戦すればきっと更に飛躍できるでしょう。」
・・・毘沙門天の化身の、上杉謙信とかになりたかったわ〜。

画像は、町おこしゆるキャラ「まごりん」です。
戦国時代、織田信長に対抗した紀州鉄砲集団・雑賀(さいか)衆の頭領、雑賀孫市をモデルにしているそうです。
デフォルメされたかわいらしさで、武将というより、ひげの生えた赤ずきんちゃんですね。
資金難で、デザインが決まってから6年後の今年、ようやく着ぐるみが完成したとのこと。
火縄銃ならぬ募金箱を持っているそうなので、和歌山を訪れた時に見かけたら、愛の手を差し伸べようと思っています〜。

今年の自分の歴史熱に乗じて、プラチナ連休には、京都旅行することに決めました。
金閣寺にさえ行ったことがない、ありえない京都ビギナーなので、今勉強中です。
お勧めがあったら、いろいろ教えて下さいね。
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衆院選と市長選
日曜日は衆院選でしたね。
政治に苦手意識を持っていた私ですが、今親しんでいる日本史は、その時々の政治の移り変わりだと考えると、現代政治も馴染みやすいものに思えてきます。
疎い私ながら、周囲には専門的な人がたくさんいます。
以前の職場スタッフのお父さんが、神奈川県知事に立候補しました。
今の職場スタッフは、政治学博士の人がほとんどで、元議員秘書の人もいました。
職場のイベントには、社会人大学院に通う現職議員さんたちが、毎回参加します。
研究母体が政治系なので、そんな空気に囲まれて、私も少しずつ興味を持つようになりました。

ノル氏に「リカさんの選挙区では、誰が立候補しているんですか?」と聞かれたので、名前を言うと、「あの人は○○大の元教授で危機管理の研究家ですよ」「その人は二世ですね」とすらすら説明され、(日本中の立候補者のデータが頭に入っているのかしら〜?)と驚きました。
飛鳥田一朗と飛鳥田一雄の区別もよくつかない私には、信じられませんー!
(たとえが古い?)

前に職場のイベントにお手伝いに来てくれた人が、今回森元首相のライバルとして出馬したり、以前職場でJICAの仕事を依頼した人が、小田原で出馬しているのを候補者一覧で見つけたりして、ビックリしました。

ちょうど投票日が海外出張と重なったスタッフたちは、出発前の忙しい中、ちゃんと期日前投票を済ませていたし、開票速報を見られないことをとても残念がっていたので、日本にいる私が行かいでか、と、昨日は大雨の中を投票所まで出かけました。

横浜は市長選挙も兼ねているので、なおさら清き一票を投じなくてはという気持ちになります。
特に贔屓の政党を持たない私は、市長選・小選挙区・比例区、どれも違う政党(の人)を選びました。

帰宅し、早めに始まった『天地人』を観て、(秀吉と利家が亡くなった…いよいよ豊臣統治の均衡が崩れて、ラスボス家康が牙をむき、また戦乱の世になるのね…)と、遠い目をしているうちに、選挙速報番組に代わりました。

ブラウン管の向こうでは、民主党の台頭ぶりに驚きの声が上がっていましたが、私は(所詮、現代も戦国の世…もののふは戦い、古兵は去っていく…)と、大河ドラマを引きずったままの盛者必衰モードで見ていました(厭世的?)。

教育TV以外、すべての局で開票速報番組を流しているのにはびっくりしました。
毎回こうだったでしょうか。選挙に興味がない人は、地上波では3chのNHK交響楽団の演奏を聴くしかなかったようです。

新横浜市長が気になったので、神奈川TVを見ていましたが、先に県内の選挙区速報が延々と続き、なかなか市長選の結果がわかりません。
中田市長の政治は、おもしろいところもありましたが、やり方が好きではなかったので(彼の政策で、母校の恩師たちがとても大変な思いをしていました…)、中田カラーのない人だったらいいなと思います。
日曜の夜は、いつも放映終了が早いのに、この日ばかりは夜中の2時になってもまだ番組が続いていたので、(長い夜だわ〜)と思いました。
その時点でもまだ市長選の当選確実者は出ていませんでした。
開票スタッフは、夜を徹してのハードワークでしたね。

森元首相のライバルも、小田原で出馬した人も、健闘しましたが、2番手で落選してしまいました。でも二人ともお若いし、まだ先はあります。
落選すると、候補者は無職になってしまいますね。
職場スタッフ(元議員秘書)の秘書仲間は、ついていた人が落選したため、仕事にあぶれてしまい、今ではメイド喫茶のオーナーをしているそうです。
「店の奥で皿洗いをしているらしいから、今度行きましょう」と誘われています。
ああ、やはりいつの世も諸行無常…。
敏腕経営者となって、どんどんお店を増やしているかもしれませんけれどね!

日本政治史の大きな転換となるかもしれないこの選挙に、自分なりに考えながら前向きに取り組めたので、苦手意識も薄まったし、よしとしました。
選挙番組でのさまざまな専門家のコメントから学ぶことも多かったので、今までよりは政治に興味を持てそうな気がします。

横浜では初の女性市長が誕生しました。これまた画期的です。頑張ってほしいです。
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戦国読書〜つわものどもが夢の跡
横山『三国志』(文庫版全30巻)を、読み終えました。
諸葛孔明が没し、蜀が滅び去るところで終わります。
魏に降伏し、王位を剥奪されても、小貴族として楽しく暮らした劉禅(劉備の息子)の暗愚な君主ぶりが、ままならぬ歴史の流れを強調しています。
希望に燃える先代の人々が、蜀という国を建てるために、生涯を尽くして力を注いだのに、後継者に力量がないと、積み上げたものはもろくも崩れ去るという現実が冷酷に記されます。

人が死ぬのは世の定めながら、その意志に関係なく、どんどん世の中は変わってしまうということですね。正に“天の時、地の利、人の和”3つ揃ってこその天下です。
吉川英治の小説と横山光輝の漫画で、雄大なこの歴史物語を、じっくり堪能することができました。

大河ドラマの進みに合わせて、『天地人』下巻も読みました。
TVでは、上杉が会津に国替えになったところですが、秀吉と前田利家の死後は、家康の天下に向けて、世の中が激しく動いて行きます。
主人公は関ヶ原の戦いで負ける側なので、読後感はなんともやるせないものでした。

勝者の視点に立っていると、行け行けどんどんと、向かうところ敵なしの気持ちになりますが、敗者側からすると、栄華が失われ、時代に見捨てられたような、世の無常を感じます。

国と年代は違えど、どちらも群雄割拠の戦国時代の物語。百花繚乱というか、百鬼夜行というか、大勢の名将智将が覇権を競い合った時代ですが、歴史は常に動いて行くもので、勝負には決着がつき、台頭するものと滅びるものが出てきます。
その時には勝利したものも、次には負けたりします。
本当に「つわものどもが夢の跡」だなあと、ほろ苦い気持ちになりました。

フィクション小説には、かならずエンディングで話の結末がありますが、歴史小説は、事実をベースにしているため、終わりのない歴史の中から一部分だけを切り取って作られています。

そこに、時の流れの無情さが感じられます。「祗園精舎の鐘の声〜」の『平家物語』や「ゆく川の流れは絶えずして〜」の『方丈記』は、それをなんと的確に言葉で表現しているんだろうと、改めて思います。

さて、次段階として、公約通り『孫子』を読み始めています。
兵法を読まずして、戦国時代は語れませんものね。
この本は、外資系でバリバリ働く知人の家に遊びに行った時にもらいました。(いいよ)と恐縮すると、棚を開けて中を見せてくれ、そこには同じ『孫子』の新品本が何十冊も入っていたので、ビックリ。
「みんなに勧めている本なんだ」と言われたので、それならと頂いて、そのまま本棚に飾っておいたのです。
兵法なので、かなりハードボイルドな内容かと思いきや、学生時代に読みこんだ、パスカルの『パンセ』に似ている、哲学的なものでした。
「彼を知り己を知れば百戦してあやうからず」や「風林火山」のくだりもあります。
「三十六計逃げるに如かず」はありません。これは孫子ではなく、檀道済(だんどうせい)将軍の言葉で、『兵法三十六計』(作者不明)とも関係ないそうでーす。

『孫子』は、繰り返し読んで自分の中に取り込めたら、とてもためになりそうです。
向かうところ敵なし?これを読んだら曹操になれるかも?(曹操はこの本の注釈を書いています)
でもまずは、『三国志』を貸してくれていた歴史博士に、先にお貸しして、感想を聞く予定です(アレ〜)。

その歴史博士から、夏休みのお土産をいただきました。
織田信長、上杉謙信、直江兼継、石田三成の家紋と前立がデザインされた戦国武将付箋です。
三成は、ヒールっぽくて、あまり人気がなさそうなイメージですが、今回の大河ドラマでは活躍していますからね。

ところで、かつての新潟県直江津市(現在:上越市)は、直江家と関係があるんでしょうか?
直江家は土地の名家で、兼継は婿入りしたわけですが、地名にもなるほどなら、よっぽど有力な家柄だったんだろうと思いました。兼継の子供の代で、お家断絶してしまいますが。
博士、私は風魔小太郎の付箋がよかったわー。(←忍者に家紋はありませーん)

[ 調べてみたら、やはり直江津の由来は、直江家が本領とした地域(港)という意味だそうです ]

9月から、堺屋太一氏が産経新聞で小説『三人の二代目』を連載するそうです。
関ケ原の戦いでの負け組となった二代目武将、毛利輝元、上杉景勝、宇喜多秀家の物語だそうな。おもしろそうですね〜。
堺屋氏の小説は未読ですが、彼原作の『峠の群像』は、大河で見ていました。
御年74歳とのこと。いい作品を期待しています。
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1/1ホンダム、三国志25、歴代仮面ライダー
来週は職場の夏休みです。
さあ、今日は何を日記に書こう?と思っていたら、職場の歴史博士のブログに

 「この夏、歴女にお勧め」
 ・小田急百貨店・新宿店ハルク地下1階に戦国武将グッズの専門ショップ
 「戦国魂」が8月5日〜9月4日の期間限定でオープンするそうです。
 ・京都本店の等身大ホンダムが面白そうだ。
                                          とありました。
1/1ホンダムがあるなんて、知りませんでしたお!
うそぉー!実物大ガンダムは、(そばまで行くことがあったら、ついでに)くらいのノリですが、実物大ホンダムは見た〜い!
お台場のガンダムと交換しないかしら。
(でもホンダムの知名度はいま一つ…しかもホンダムは正式名称じゃないし…)
ああ、近くの人がうらやましいわ。
とっても見たいですが、真夏に京都盆地に行くのはちょっと気合いが要ります。
この季節に京都に行くのなら、青森上北郡にあるシャア専用ザクを観に行く方が、涼しいですね。
歴史博士がバカンスを上方で過ごすそうなので、ぜひ家康のように「ただかーつ!」と叫びながら、こっそり乗ってきてもらいたいです。

彼から借りている『三国志』は、今文庫版26巻目です。
以前書いた、南蛮王のゴツトツコツさんは、25巻で孔明に殺され、孔明は「あんな殺し方をするんじゃなかった」と涙を流しました。
完全無欠っぽい彼が泣くなんて、ちょっと胸キュンです。
すると、傍らの趙雲が
「“事を成しかけて終始全うしないほど大きな罪はない。その兵の無駄はどれほどか。幾万の霊になんといって詫びる”と言ったのはあなたです」
「かたちを成しては滅び、滅びてはかたちを結ぶ、それが数万年来変わりなき大生命の姿ではございませぬか」
と言って慰めるんです!普段は寡黙な彼ですが、肝心な時には饒舌です。それで孔明は復活します!単なる筋肉ヒーローではなかった趙雲は、やっぱりカッコイイ!

この三国志、いいセリフがたくさん出てくるんです。名言集があったら読みたいわ。
南蛮王の孟獲は、孔明に7回キャッチ&リリースされた末、ついに追従を誓います。
しかも彼は「あなたに惚れました」なんて孔明に突然の告白をします!
いやーん、お互い既婚者なのに!(笑)
孔明が蜀に戻る時には、泣きながら別れる孟獲。むくつけき男なのに、肩を落とした後ろ姿がキュートです!

饅 頭は孔明が考案したんだよー、なんていう逸話もあり(ちなみにずんだ餅は伊達政宗考案と言われるそうな)、50歳前で魏の麒麟児、姜維(きょうい)に敗戦 したのが生まれて初めての負けだったりと(それまで連戦不敗!)、相変わらず伝説を重ねていく孔明は、どんどん魔法使いガンダルフのように思えてきまし た。
26巻目では、好きな趙雲が死んでしまったので、またがっかりして読書が止まっています。

新宿とアニメと期間限定つながりニュースとしては、今、東京メトロ新宿駅に、映画公開記念の歴代仮面ライダーのポスターがずらりと貼ってあるそうです。
私は見ていませんが、かなりクオリティが高く、壮観で、渋かっこいいそうですよ。
目下、子供たちは毎夏恒例のJRポケモンラリーに夢中ですが、大人のあなたは、こちらをチェックしてみてはどうでしょうか。
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甲斐的な夏・戦場のキャッチ&リリース
教師をしている友人へのメールの最後に
「快適な夏をお過ごしください」と、書いたつもりが、あとで読み返したら
「甲斐的な夏をお過ごしください」と、変換ミスして送っていました。

甲斐的な夏って、どんな夏〜?(笑)
最近「甲斐」と打ち込みすぎってことですね。

ではここで、さらに変換機能を高めるためにも、甲斐ネタをご披露しましょう。
甲斐といえば武田家。信玄の息子、勝頼の死(1582)で、甲斐武田氏は滅亡しました。勝頼は織田軍に負け、天目山で自害したとされていますが、土佐に落ちのびたという説もあるそうです。

今年は、落ち延び説での勝頼死亡年(1609)から400年後ということで、高知県にある「武田勝頼土佐の会」が、“武田勝頼のイメージキャラクター”を募集中です。
勝頼没後400年祭イベント(8.22)で人気投票を行って選考するそうです。
武田勝頼のイメージキャラクター、という意味がよくわからなかったり(いしだみつにゃんみたいなもの?)、事務局がたばこ屋さん内にあったりするのが、地元密着型っぽくて、ちょっとしたツボです。

中国史の方では、主要キャラが立て続けに亡くなって、すっかりがっかりした横山『三国志』を、がんばって読み続けていたら、劉備亡き後に蜀のリーダーとなった孔明が南征して、南蛮の国々と戦う話になりました。

そうしたら、南蛮の木鹿(ぼくろく)という王様が、白象に乗って登場しました。
三国志でゾウを見るなんて!
しかも彼は、狼や虎、豹など千頭の猛獣を戦場に放ち、敵の蜀軍を襲わせます。
あれ、私が読んでいるのって『少年ケニヤ』?と、一瞬くらっとしました。
木鹿王が治めていたのは、現在のインド・ミャンマー辺りらしいので、おかしな話ではないんですが、三国志にはどうしても今の中国のイメージがあるので、妙な感覚になります。

蜀の無敵のヒーロー、趙雲と魏延も「俺はこの年まで、こんな敵に出会ったことがない」と困惑し、最初の戦いでは蜀軍は猛獣にボロボロに負けてしまうんですが、二度目の対戦では、孔明が準備した大きな木製のからくり獣を何体も使って、逆に敵を驚かせて勝利をつかみました。

孔明は、反乱中心人物の王、孟獲を捕まえては従属を促し、断られるたびに解放しています。全部でなんと7回も逃し、七縱七禽(しちじゅうしちきん)と言われます。
まさに戦場のキャッチ&リリースですね。
Wikiには「蜀と南蛮の戦いの条は『演義』中でも特にユーモアに溢れており、孟獲は、悲劇が続く演義後半でのオアシス的存在となっている」と記載されていました。
孟獲の奥さんの祝融夫人は、ライオンを従えて登場しました。カッコイイです。
頭には、京劇の役者がつけるような触覚風の飾りがありました。

彼らが孔明に負けて、助けを求めたのが、兀突骨(ごつとつこつ)王です。
身長3m近くあり、蛇などをごちそうとして食べている王ですが、なによりぐっときたのが、名前でした。
ごつとつこつ! いいですね〜。なかなか言えません。
『指輪物語』に登場するガン=ブリ=ガンも、名前から入ったお気に入りのキャラですが、ごつとつこつも相当忘れられない響きです。
(ちなみに、ガングリオンは腫瘍です。間違えないでくださいねー)

すっかり楽しくなってきました。
目下の孔明の敵は、今までにない不思議な面々で、続きが気になります。
このペースだと、夏のうちに、全巻読み終えられそうです。
皆さんも、甲斐的な夏をお過ごしくださいね。
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ダイヤモンドリング・躑躅と髑髏・戦国検定
今日は、皆既日食の日ですね。奄美諸島は大盛り上がりのようですが、関東は昨日から雨が続いて、午前中、太陽は姿を隠したままでした。
母は、硫黄島からの衛星放送で、生の皆既日食と、ダイヤモンドリングとコロナ(金環食)を全部見たそうです。まあ、うらやましい。

日食といえば、その昔、大河ドラマ『山河燃ゆ』のオープニングで使われたダイヤモンドリングがとても美しくて、毎週それ見たさに番組をつけていました。
ニコニコ動画に映像がありました。久しぶりー。見られる方は→『山河燃ゆ OP』

今話題のトカラ列島ですが、漢字で書くと「吐噶喇列島」なんですね。アイヌっぽい響き(ユーカラとか)と思っていたら、漢字もアイヌ風です。決して書けません。

ほかに最近目にした難しい漢字といえば、甲斐武田氏の本拠地、つまり信玄たちが住んでいた「躑躅ヶ崎館」(つつじがさきやかた)です。
最初「髑髏ヶ崎館」(どくろがさきやかた)かと思い、(それってお化け屋敷…?)と、ギョツとしました。
住人にとっては、失礼な間違いですねー(笑)。

相変わらず歴史は抜けていません。職場の人が、F1の馬力の話をしているときに、「そういえば、加賀百万石って言いますけど、一石ってどれくらいの単位なんですか?」と、話題を変えてしまったりしています。

ひと一人が一年間に食べるお米の量を、一石って言うんですってね。
つまり、加賀百万石は、百万の人を食べさせられる、つまり雇える財力があるということなんですねー。なるほどー。

横山版『三国志』も読んでいますが、文庫版22巻で関羽・張飛・劉備・黄忠・曹操が相次いで亡くなり、がっかりして読書が止まってしまいました。
「ここから先は、子供たちの話になって、前よりスッキリ読みやすくなりますよ」と、歴史博士たちは言ってくれるんですが。

10/12には、「第一回戦国文化史検定」というものが行われるそうです。
問題例を見ると、政治史もかなり入っていますが、ちゃんとしたもののようです。
Q: 日本三大奇襲とは、厳島の戦い、桶狭間の戦い、あと一つ1546年に行われた戦いとは何か。(A. 河越城の戦い)
Q: 石見銀山の銀を使って作られ、毛利元就が天皇へ献上した銀貨とは。
     (A. 御取納丁銀)

当然、『戦国BASARA』のぶっとび内容とはまったく関係なさそうですが、「受験者全員に戦国BASARA木板根付ストラップをプレゼント」とか「隣接会場にて戦国アイテム展示即売会・同時開催」など、限定した受験者を狙っているようで、不思議な共存状態になんだか笑えます。
プレゼントをもらえる検定試験なんて、聞いたことありませーん(笑)!
主催は戦国文化史検定実行委員会ですが、後援はCAPCOM、アニメイトなど、(やっぱり〜)という面々でした。
いっそのこと「戦国BASARA検定」にしてしまってもよかったのに!
でも、履歴書に書きにくいかしら?(笑)

私は手軽に、ネット上の「戦国検定」をやってみました。
問題は5問だけなので、気楽に挑戦できます。

Q: なぜ戦国武将たちに茶の湯が流行ったのか?
 1 武士のたしなみとされたから
 2 情報交換の場だったから
 3 茶の湯が勇猛果敢武士のステイタスだったから
 4 もっとも高い教養とされたから

この問題に悩みましたが、無事正答できて、将軍級になりました!認定書も貰えて、うれしいでおじゃる。
興味がある方は、やってみておじゃ。
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戦国危機管理
画像は、『R25』No.235の「GEORGIA上出来解体新書」コーナーに載っていた絵です。
上出来のメカニズムとして「イメージ力」「咄嗟の出来事」「対応力」が重要だと、この絵で表現しています。

飛びかかる忍者も応戦する野武士っぽい人も、真剣勝負で凛々しいですね。
スピード感のある絵で、気に入って、スクラップしていました。

この絵で連想したのは、「三太刀七太刀伝説」です。
第4回川中島合戦で、武田本陣に単騎突入した謙信がふるった太刀を、信玄が軍配団扇で受け止めたとされるエピソードは、単身敵陣突入した謙信も、奇襲に即時対応した信玄も、どちらもとにかくかっこいいと思います。

その後、この絵にもっと近い対決を知りました。
宮本武蔵が食事中の塚原朴伝に突然斬りかかり、朴伝は囲炉裏の鍋蓋を盾に応戦したとする逸話があるそうですね。
絵では、曲者は忍者ですが、炉辺で鍋蓋を構える武士の様子は、まさに朴伝です。

すごい〜。どちらも史実ではなく伝説なのが残念ですが、これぞまさに、サバイバルな戦国時代を生き抜くために必要な危機管理能力です。

過去の歴史は、さまざまな伝説に彩られているものですね。
宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘も、武蔵が29歳だったのに対し、当時の小次郎の年齢が18〜70歳までの幅で諸説あると知って、驚きました。
「五輪書」に彼に関する記述はないことから、そもそも小次郎は実在しないとも言われているそうで、知れば知るほど謎の部分が多く思えてきます。
前から(燕返しってどんな技なんだろう?)と思っていましたが、この分だと、誰もわからないのかもしれません。

さて、武蔵の生きた時代は徳川の太平天下で、剣士には生きにくくなっていましたが、現在の危機管理は、攻撃防御というよりも、防災がメインです。
天変地災は起こりますが、おおむね平和な世の中になっており、ダイニングで不法侵入者にナベブタ応戦しなくてもよくなりました。
それでも、いつどこからどんな刃が襲ってくるかわかりませんから、機敏に反応したいものですね。
敏捷性を高めるトレーニングといったら、やっぱり「反復横跳び」でしょうか。
反復横跳びをする場所がないので、今世紀に入ってからやっていない気がします。どんどん身体がなまってしまって、当世の謙信や武蔵に切りかかられたら、サックリ真っ二つにされてしまいそう。Wii Fitでなら練習できるかしらー。
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