高校の地学の授業
熊本で起こった大きな地震。
阿蘇山の噴火ばかり気にしていて、まさか地震になるとはと、驚いた人も多いでしょう。

熊本の友人は、ライフラインが停まって、避難所暮らしをしているとのこと。
ひっきりなしに強い余震が続くので気になりますが、それでも(彼女ならきっと乗り切ってくれるだろう)と強い信頼をもっています。

友人とは、高校が一緒。違うクラスながら、理科の選択教科の時間が一緒でした。
母校では理科は「物理・化学・生物・地学」から一つ選べて、私たちは地学クラスだったのです。
なんとなくカラーがあって、
  物理・バリバリ理系。言ってることが専門的(よくわからない)
  化学・ほどよく理系。数学の答えを教えてもらえる人たち
  生物・文系多し。理系苦手。女子が多くて華やか
  地学・その他雑多
という、かなり吹き溜まりっぽい地学でした。
地学を受験科目にしていない大学もあり、「使えない教科」扱いされていたように思います。

星が好きな私は、天体を学ぼうと前向きに選びましたが、ほかの教科が嫌だからこれにしたという消去法の子も多く、とりとめのないメンバーでした。

理科の時間になってびっくり。
肝心の地学の先生がきません。
先生は、その時地球に接近中だった彗星の観測のため、オーストラリアに長期出張中で、GW過ぎまでやってこなかったんです。
フリーダムすぎー!
その間、ほかの先生が来るわけでもなく(本当にフリーダム)、しばらく自習という名の放置状態が続きました。
そうしてみんなの団結力が固まった頃に、先生が登場しました。

マキちゃんと言われる先生は、かわいい名に反してかなり強烈な外見の男性でした。
それでも、彗星を追っかけて南半球まで行くほどの情熱で、私たちに熱く地学を教えてくれ、さほど興味がなかった子も、気がつけばかなり詳しくなっていました。

天体よりも地質の方が専門の先生で、私としては当てが外れてがっかりでしたが、「石ころを眺めているだけ幸せ」という人間がこの世にいることを、初めて知りました。

三浦半島の断層の観察や、流れ星の観測といったフィールドワークにも連れて行ってくれました。
彼の指導のもと、どれだけ断層のスケッチをしたことか。明らかに少女マンガよりも断層ばっかり描いていました(笑)。

地震についてもかなり詳しく学びました。
プレートテクトニクスやフォッサマグナ、活断層、古断層、逆断層、正断層、横ずれ断層など。(やけに断層について学んだような)
富士山火山噴火についても(いつかくるかも)という恐怖と共に学んだためか、しっかり覚えています。
Bernalwood
大きくなってから、この時の知識がこんなに役立つとは思いませんでした。
もちろん、習ったのは高校レベルの内容ですし、今からでも本やニュースなどからきちんと知識はつきますが、十代の頃に丸ごと覚えたことって、刻まれ度が違うような気がします。

地学つながりの友人と会うと、今でもマキちゃんの話になります。
ブキミがりながらもその熱心さに引かれていた私たちは、結局マキちゃん先生のことが大好きでした。
彼と同じ大学に入って同じ地学を専攻し、教師の道に進んだ友人もいました。
つまり私たちは、彼の情熱を受けた「マキちゃんチルドレン」なのです。

熊本の友人と、散歩中に会話を中断して「あっ、断層」と土肌に駆け寄り、お互い無言で写真を撮りまくったこともあります。
チルドレン同士でないと、ありえませんね。変人扱いされるのがオチですし。
そんな友ですから、きっと今回の震災でも、知識をフル活動させてへこたれないはず。
そう信じています。(さっちゃん、ファイト!)

当のマキちゃんは、今は母校でかなりのポジションにいるとの噂。
あんなにフリーダムだったのに、いい学校だわ(笑)
余震がおちついたら、おそらく熊本に断層の調査に向かうことでしょう。

地震大国日本で、地学の知識はとても大切。必要な情報がたくさん詰まっています。
それでも「理科の選択で地学?なかったなあ」という人が結構いるのも事実。
なぜそんなに陰の存在なのかしら〜。
必須の学問にしてもいいと思うんですが。
地学の選択者が増えたら、それだけ研究者の数が増えて、学問のレベルが上がり、ゆくゆくは地震のメカニズムがもっと解き明かされる日が来るかもしれません。
いつか震災の予知ができて、事前対策をとれるようになれる日がくればいいですね。
チルドレンの一人として、地道に地学のよさを紹介し続けていこうと思いまーす。
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ドラ検・ドラゼミ
人って、どうして検定試験が好きなんでしょう。
書店の前を通るたびに「いろいろな検定試験が出てきているなあ」と思います。

前は、英検や簿記など、就職の力として履歴書に書けるものばかりでした。
そのうち、日本一検定料が高かった「越前ガニ検定」や、秋田に行かないと受験できない「ナマハゲ伝導士認定試験」など、ちょっと変わったものが登場するようになり、いつの間にやらいろいろな検定が登場して、今では百花繚乱状態。

いろいろある中で、個人的に気になったパンフレットをもらってきました。

左は大河ドラマ検定。
これ、出題範囲が第一作目から最新作までならば、かなりの難関になりそうです。
大河ファンでも、全ての作品を網羅している人は少ないのではないでしょうか。

真ん中は、真田三代戦国歴史検定。
ニッチなようですが、3回目。
ちょうど今年は大河イヤーなので、受験者も増えるでしょう。
真田家は戦国ファンが多いですが、それでも全国受験者数で見たら、上田がダントツに高いでしょうね。

右は、きのこ検定。
前に、キノコ好きの友人と「きのこマイスター」認定試験を受けようとしたところ、受験資格が食品業に携わっている人のみだったため、あきらめたことがありました。
これは誰でもOKのようです。

(あれ?)と思ったものもありました。
「ドラゼミ」の横に「ドラ検」のパンフがあったのです。
となると、「ドラえもん検定ができたのね!」って思いますよね。

 


でも、よく見たら、中日ドラゴンズ検定でした。
まぎらわしいわ〜!ドラゲナイ〜!

もはや、履歴書に書くためのものでもなくなってきています。
「ドラ検1級」とか書かれても、試験官も「は?」ですよね〜。
「ナマハゲ伝導士」も、面接で吉と出るか凶と出るか・・・。
よっぽど関係するところに仕事を探すとき以外は、さしあたり秘密にしておく方がよさそうです。

最近の検定は、自分の趣味をどこまで極めているかの一つの目安になるのがいいんでしょう。
好きなものなら、勉強も苦にならないし。

いったい今の日本に、いくつ検定試験があるんだろうとWikiを観てみました。
「教養」枠にいろいろとおもしろいものが並んでいる中で、特に気になったのが「深読み検定」。
うーむ、こんなのまで検定になるんですね〜。
ビジネス上では「深読みはせず」「明確な指示は確実に」業務を処理するというルールがありますから、なんだかわからなってきます。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜、ポイズン♪(BGM)

はじめ「深読み」を「棒読み検定」と見間違えて、(どれだけ棒読みできるかってこと?)と思いました。
受験者が喉に手を当てて、大真面目に「ワレワレハ、ウチュウジンデアル」ってやっているのなら、おもしろそうだから私も参加しますよ!
そうなったら「宇宙人なりきり検定」とかになりそうですけれどね(笑)。

増え続けて、ボーダーレスになっている検定の数々。
その陰で消えていくものも結構あります。
先に書いた「越前ガニ検定」は、もうありません。
ニッチすぎて、受験者が頭打ちになったのでしょう。
逆をいえば、気になるマイナーな検定を見つけたら、あるうちに受けておいた方がいいということですね。
ということで、やっぱりこれからもどんな検定が出てくるか、ちょこちょこチェックしていこうと思いまーす。
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Hey!あいや待たれい!
年度末ってせわしないですね〜。
いま、ねんどまつと打ったら「粘土祭」って出ちゃいましたよ。
泥んこ祭りを連想しました。
楽しそうじゃないですか!

さて、東急大井町線に乗っていた時のことです。
ドアの横に立って、ボーっとしていたら、駅に着いてドアが開きました。
目の前にババーンと出現したのが、このポスター。
「Hey!wait a moment. あいや待たれい!」

 大規模地震発生時!
   What to do when a large earthquake occurs. 
 むやみに帰宅を急ぐのはやめましょう。
   Do not attempt to take immediate action to head home.
 日頃から備えておきましょう。
   Prepare for disasters regularly.
 家族との安否確認手段を複数確保。
   Secure a number of ways to get in touch with your familly.
 水、非常食(アメなど)携帯電話充電器の持ち歩き
   Carry water, emergency food, battery charger of mobile phone.
 徒歩での帰宅経路を確認
   Confirm routes to walk home. 
 二次災害に巻き込まれないように、また救命活動等の妨げにならないよう、職場や外出先等で待機しましょう。
   Stay in your workplace or temporary shelter to avoid having secondary disaster or being in the way of emergency vehicles.


先の東日本大震災の時、一路自宅を目指して歩いて帰った人たちが徒歩難民となったのを踏まえてのことでしょう。
役者の着物には「安全」「冷静」「待機」と描かれています。

なぜに今頃?と思いますが、カブキモードなのは、外国人にアピールしたいからでしょう。
東京オリンピックに向けての危機管理対策かもしれません。

普通、注意喚起のポスターは、絵も文字も簡潔でわかりやすいものですが、これにはかなりびっしりと情報が書き込まれています。
それが二か国語で書かれているので、盛りだくさんの文字量。

それで駅のホームに貼られているんですね。
人が足を停めてポスターを読める場所だから。

またあの時のような大震災が来るだろうことを想定したポスターに、ぶるっと震えが来ましたが、たしかに緊急時には日頃の心構えが活きるもの。
気を付けましょう〜。

それにしても、「あいや待たれい」が「Hey!wait a moment.」になるのは、なんだかあじけな〜い。英語にしたら「ちょ、待てよ」と一緒になるんですね〜。
海外公演もしている歌舞伎ですが、微妙なニュアンスは、英語ではやっぱり伝えきれないんだなあと思いました。

「アイヤー!メイヨー!」これは中国人キャラ・・・。
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教習所のポスター
駅構内の横長ポスターが、新しいものに変わっていました。
星降るような夜空の下、「恋と言われ、愛に行く。」というコピーがついています。
わあ、すてき。
立ち止まって、写真を撮りました。
ライトを受けて反射してしまいましたが。
 

駅でよく見るおしゃれなポスターといったら、「いいちこ」。
これもきっといいちこねー。でもこんなに暗い写真の中に、あのボトルを探し出せるかしら?
そう思いながらコピーを読んで左側から歩いていき、右端に会社名を見つけました。
いいちこではなく、コヤマドライビングスクールのものでした。

これは、ロマンチックな仕上がりですが、前にインパクトのあるポスターを見たことがあったなあと、画像フォルダを探したら、ありました。

「車がないと輝かない」
ええ、確かにそうですね。光がなくても輝きませんけどね。

ここの会社、いつもこんな風におもしろいポスターを作っているのかな?と調べてみたら、会社のサイトにコーナーがありました。
その名も、コヤマポスターギャラリー。
koyama poster gallery

1985年からずっと、もう30年近く印象的なポスターを作ってきたんですね。
見た覚えがあるものがいくつもありました。
さわやかなものからドキドキするものまで幅広く、ゴリ押し感のないさりげない作品が多いですね。
これは確かに、ギャラリーコーナーにできる質と量です。

私は去年の「みちとの遭遇」が気に入りました。
2007年の「トナカイ、遅刻。」の、途方にくれたサンタクロースも、いいです。
1998年代のレトロ調のものもすてき。
「免許がなくて、お先真っ暗。」
「免許がなくて、履歴書真っ白。」のふたつもクスリとしますね。

コヤマドライビングスクールは、私の通った教習所とは違う、ポップでライトなイメージ。
ポスターもその雰囲気に沿っているんでしょう。
東横線沿いのコヤマの敷地には、水色のダブルデッカーが停まっています。
そこで受付をするんだとか。
今度免許所に通うとなったら、コヤマに行ってみたいわー。
もう普通免許は持っているから、次は大型特殊自動車かな?大型二輪かな?
めざせウィリー!
いえ、それよりも、普通免許のペーパードライバー講習を受けに行くのが先でしょう。
ポスターの次作公開を楽しみにしていようと思います。
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体の内から忍者気分
6月になりましたね。
代表ユニフォームがあちこちで売られるようになってきて、盛り上がりを感じます。
昨日、「今日からワールドカップだー!日曜日だからじっくり見られる!」とTVをつけましたが、どのチャンネルでも開会式はやっていません。
あれ?と思ったら、今回は13日から始まるそうですね。
日韓大会がたしか6/1からだったので、てっきり1日開始が決まっているものかと思っていました。

日本では国立競技場で建て替え前の最後のイベントが行われていました。
ここに何度、サッカーを見に行ったことでしょうか。

開催地のブラジルではワールドカップ反対デモが激しくなっているようです。
前にサンパウロに行ったときには、のんびりシュラスコを食べたり日本人街を散歩したりしましたが、今ではそれどころではない危険都市になっているよう。
無事開催できるのでしょうか。南アフリカもブラジルも、気になるわー。

共通点は「超人的に闘うこと」かわかりませんが、週末には伊賀上野発の「忍者講座」に参加してきました。
→レビュー「忍者・忍術学講座 in Tokyo 〜忍者発祥の地・伊賀から〜」
ちなみに、東京の上野と伊賀の上野とでは、伊賀の方が歴史が古いそうです。
残念!でもま、そうですよね。

その場で、謎に包まれた忍者のさまざまな奥義と秘儀をさずかり・・・
ということはないですが、伊賀の堅焼きせんべいをさずかりました。
日本一堅いといわれているもので、木槌で叩いて割るんですって。
(下画像の甘酒の下にあります)

確かにハードです。手では割れなかったので、かぶりついていただきました。
食べる人を選ぶせんべい。なぜここまで堅いの?
もともと非常時の保存食で、伊賀忍者が携帯していたのだそうです。
手裏剣代わりに使えそうでした!

原材料欄が昔ながらの潔さで、いいですね。悪いもの入ってないーって感じで。

講義の終了後、NHKのインタビューを受けました。
「最近では、若い女性に忍者が人気のようですが、なぜでしょう?」
(えっ、そうなの?)と思いながら、「歴女ブームの影響かと」みたいな話をしました。
確かに、聴講者は年配の人だけではありませんでした。
ご年配は男性、若者は女性が多かった気がします。
うーん、なぜでしょう?(それを聞かれてたんだって)
私は風魔小太郎が好きー。伊賀衆じゃないけど〜。

甘酒をいただき、忍者とくの一の干し肉も入手して、体の内(おなか)から忍び気分。
すっかり伊賀に行きたくなりました。
それではこれにて、ドロン!
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お台場・廃道サミット
先日、久しぶりにお台場に出かけました。


ビーナスフォートの横を通り、メガウェブを通り抜け、向かったのはZepp東京。
そこで、ベリーベリーパンケーキを食べました。
都会っぽくて、小粋でしょう?


なんのためにそこに行ったかというと…
じゃーん、『廃道サミット』に参加するためでした!
うわあ、マニアック〜!

旧道好きの 友人に、今は無き道についての熱弁をふるわれるたびに(すごいなあ〜・・・)とひたすらその情熱を遠巻きにしていましたが、この日の会場には、そうした廃道マニアがわんさか結集していました。
隧道モヒートって、なにー?(おいしかったけど…)


でもまあ、私も「小道の向こうに何がある?」というmixiコミュニティの管理人ですし、見知らぬ Long And Winding Roadを見つけたら、北に向かってどこまでも、地の果て竜飛崎までも歩いていきたくなるので、謎の細道は嫌いじゃありません。
というより、大好きです。
ただ、道といってもさまざまな種類がありますし、程度の問題なんですよねー。

サブタイトルとして「廃道も旧道も地形図も橋も隧道も・・・」とあり、橋と隧道の話ならば、なんとかマニアたちに混ざれるかも、と思いました。
楽しかったですが、予想以上にディープで、とても刺激的でした。
この時の感想は、マニアの連れにいろいろ解説してもらった上で、ようやくまとめることができ、なんとかアートブログに載せています。
ご興味がおありの方が、もしもおいででしたら…


廃道サミットを終え、地下でうごめくモグラのような気分で会場を出ると、そこは真逆のイルミネーション世界。
忘れていましたが、ここはお台場。
パレットタウンの観覧車が、キラキラと輝きながら、頭の上を通っていきました。

そうそう、モグラで思い出しましたが、けもの道なら好きだわー。
たどっていくと、水辺に続いていくんですよね。野生の王国だ―♪
(それってもはや、廃道以前…?)

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理想のアメリカ人経営者/リーダー
先週、アメリカ大使館主催による、孫社長とルース駐日米大使のトークセッションを聴講しました。
会場内は、手荷物の大きさの制限はありましたが、ケータイもカメラも使用可で、twitterやfacebookでの情報配信だけでなく、Ustreamやニコ動でも動画配信していました。
周りの聴講者たちは、手に手にiPhoneを持っていますが、私はソフトバンクではなくiPod touchユーザー。
そんな環境だとはつゆ知らず、wi-fiを持参しなかったため、全くネットに繋げられなかったため、開始まで時間を持て余して、足をぶらぶらさせていました。

トピックは海外留学を目指す学生や、起業を検討中の経営者の卵が対象と思われる内容で、お二人の体験話を交えながら話が進んでいきます。
途中で、「アメリカ人の中で理想とする経営者やリーダーは誰ですか?」という事前アンケートの結果が、スクリーンに表示されました。


さまざまな名前が登場しました。
Bill Gates, Steve Jobs, Walt Disney, Martin Luther King Jr., President Obamaはわかりますが、
Mark Zuckerberg, Jack Welch, Don Fisher, Larry Page, Mike Duke, Millard Drexler, Susan Hockfieldはわかりません。
サッと説明もされましたが、名前を書き写していたので、聞き流してしまいました。

あとで調べてみたら、マーク・ザッカーバーグはFacebookの創始者、ジャック・ウェルチはゼネラル・エレクトリック元会長、ジョン・フィッシャーはGapの創業者、ラリー・ペイジはGoogle創業者、マイク・デュークはウォルマートのCEO、ミラード・ドレクスラーはJ.CrewのCEO、スーザン・ホックフィールドはMITの女性初の学長でした。

そう言われても、(ウェルチといったらジュース、フィッシャーといったらフィッシャーマンズワーフ、ラリー・ペイジじゃなくてパティ・ペイジ)なんて考えている自分は、からきし経営に興味がないんだなあとつくづく思います。
告白すると、今までGE(ゼネラル・エレクトリック)とGM(ゼネラル・モーターズ)の区別もついていませんでした!ダメダメですねー。
孫さんも今や日本を代表する当世の経営者ですからね。
投票者数の多かった人ほど大きく表示され、つまり先日亡くなったばかりのスティーブ・ジョブス氏がダントツの人気でした。


昔Appleコンピュータユーザだった私ですが、Windowsの登場とともに市場が席巻され、またたく間にAppleは隅に追いやられてしまいました。
はじめは、MacとWindowsの互換性も悪かったため、職場がWindowsに変えたのに合わせて、自分も変えざるを得なくなり、(もうAppleはだめなのかな)と思っていました。
iMacで一時期盛り返しましたが、その頃Macを持っている人は、デザインアート専門のクリエイターか、よっぽど沈みゆく船にしがみついている者だと思われて、Mac好きというだけで、ちょっと変な眼で見られたりもしたものです。
「Mac?ハハハ、もう古いよ。今に無くなるよ」と言われ続けた長い苦難の時期を越えて、MacBookやiPod、iPad、そしてiPhoneと、新しい商品を次々に世に出し、堂々甦ったのは奇跡的。
それをやり遂げたのがジョブズ氏なんですよね。
今を生きる人々は、そのドラマティック性をオンタイムで体感しているだけに、誰よりも人々の支持を得ているのでしょう。
平成生まれの人は、Apple社の低迷期を知らず、なぜそんなにジョブズ氏のことが話題になるのか、ピンとこないかもしれませんが。

対談は英語で行われ、聴講者からの質問も、英語と日本語、半々でした。
皆さんとても熱心に耳を傾けていたので、会場に集まった250人の中からも、未来の経営者が現れるかもしれないなあと思います。
しかし私は、すっかりウェルチのグレープジュースが飲みたくなっていました。ダメですねー。
船頭多くして船山に登る、経営者のほかに、従業員や消費者も必要ですからね。
私は後者サイドで、のんびりやるわー。

<Art Blog>「ConnectUSA 時代を創る二つの作法vol.2 トークセッション」
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浮世絵すりました
今年は東京古典会創立100周年。
記念の和本シンポジウムの、浮世絵木版画の実演・体験イベントに参加しました。

別の会で同じ時間帯に行われる、ロバート・キャンベル氏のトークライブも気になりましたが、浮世絵は詳しい知識がまったくないため、謎めいていて興味シンシン。
この平成の時代に実演してもらえるなんて、と勇んで向かいました。

刷られる作品は、葛飾北斎作、『富嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」。
富士山を背景に、ダイナミックな波が小さな船上の旅人達にまさにおそいかからんとしている、迫力満点の作品です。
神奈川沖ってどの辺なんだろうと思ったら、本牧沖から富士を眺めた図だそうです。
まあ、そんな近所だったとは。
湘南や小田原など、もっと静岡に近い方かと思っていました。

作務衣姿の摺師が、目の前で何度も同じ紙を摺るたびに、どんどん色が増え、表情豊かになっていく作品。
生き生きとしています。この迫力とライブ感が、浮世絵の魅力ですね。
北斎がこの完成形を仕上げたわけではなく、彼はあくまで下絵を描き、それを彫師が版木に起こして、摺師が色を加えていく作業を通して、ようやく浮世絵が完成するのです。


つまり、北斎たち浮世絵師の下絵は、彫師によって板と共に彫られ、消滅しているのだと、気付きました。
やはり独特ですね。浮世絵が日本独自の印刷技術だと言われるわけも分かります。

アウトラインから色がずれることなく、ぴったりと入っていく様子や、摺師の絵の具のぼかし加減一つでいくらでも雰囲気が変わる、グラデーションのつけ方など、参加者みんなでため息をつきながら、摺師の磨かれた技に見取れていました。

実演の後は、体験会。
参加者一人一人に、「神奈川沖浪裏」を摺らせてくれるのです。
なんて素敵なこと。
「左の方から順番に…」と係員が言ったら、一番目はなんとアメリカ人でした。
通訳同伴で、夫婦で見学に来ていたようです。
通訳が、お土産グッズコーナーにいる女性に「彼が始めるから戻ってきて」と話しているうちに、男性は畳敷きの工房に、なんと土足で上がってしまいました。
大柄な外国人が、これまた身体に見合った大きな靴を履いたまま、職人工房の畳の上を歩いている光景は、異様で浮いていて、みんな「うっ」と息をのみます。
私も、違和感にとっさに声が出ず、「靴を脱いで」と言葉にできませんでした。

外国人男性は客席が硬直した様子を察して立ち止まり、ようやく通訳も気付き、男性はすまなそうに肩をすくめて「Sorry.」と、靴を脱ぎました。
外国人と一緒にいると、時々出くわす光景ではありますが、外国要素皆無の江戸情緒たっぷりの空間で、このパターンに遭うのは初めてだったので、カルチャーショックに意表を突かれてしまいました。

大きな外国人が握ると、ばれんもとても小さく感じます。
出来上がった浮世絵を、嬉しそうに掲げていました。


私も摺りました。まずは紙の置き場がよくわからず、一旦置くともう板に載せた絵の具がついてしまうため、緊張します。
思ったよりも力が要りました。
これを何度も色を重ねて、200枚作るなんて、腕がおかしくなってしまいそう。
確かに、摺る回数が少ない方が、負担もぐんと減りますね。

自分で刷った北斎の絵、ちょっと斜めになりましたが、嬉しくなりました。
日本の浮世絵の影響を多大に受けた西洋画家たちがジャポニスムを起こした、というのは知っていますが、日本人なのに西洋画よりも浮世絵に疎いため、どの辺がどう影響されているのか、はっきりわからないままきてしまっています。
でも今回の体験講座で、少し浮世絵の世界にも近づけた気がしました。
そう、土足しちゃったアメリカ人くらいには!


「浮世絵を摺ったことあるんだ」って言っても、日本人の反応は「へー」「ふーん」程度で終わりそうですが、外国人には羨ましがられそうですね。
いえいえ、外を知るには内を知ってこそ。これが真の国際人への道なのですわ!

●アートブログ「北斎の名作が現代に蘇る!−浮世絵版画 摺りの実演と体験−」

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ラテンおにぎり天国、MIKADOポッキー
先日、シブヤ大学主催の南米旅ゴハン教室に、ボランティアスタッフとして参加しました。
講師は元南米旅行添乗員のイラストレーターのとまこさん。とっても明るくて華やかで、まさにラテンのノリ!
みんな、ノリノリで料理をしました。


普通の料理教室ではないため、参加者にビギナーはおらず、皆さん料理に手慣れた、レパートリーを増やしたい人たちばかり。
男性の姿もちらほら見られました。
誰もが手際よく、仕事を見つけてはサクサクと調理をしていき、頼もしい限りです。

出来上がったこの日のメニューは、
  - ムケッカ(シーフードのココナッツ煮)とジャスミンライス
  - パパワンカイーナ(ジャガイモのピリ辛クリーム)
  - タピオカのクレープ
  - カイピリーニャ(カクテル) でした。


みんなで楽しい食事タイム。初めての顔ばかりながら、協力して作った料理を囲むと、自然と笑みがこぼれます。
どれも日本人の口に合うおいしさでした。
同じ班の人たちと、お喋りします。向かいの女性は、アルゼンチンで一人旅をした、南米好きの方でした。
隣席の男性は、グリコ企画室の人。
食品会社にお勤めの人は、やっぱり料理も調理も好きなんですね。

かねがね、グリコの人に遭ったら聞いてみたいと思っていた質問を、投げかけてみました。
「ヨーロッパでは、ポッキーにそっくりのMIKADOというお菓子がありますが、あれってグリコのお菓子ですか?」
「そうですよ」と教えてもらったので、
「あれ、なぜMIKADOっていうんでしょう?」と聞きました。
前に、外国の友人に、「ミカドって、日本語でどういう意味?」と聞かれたので、「エンペラー」と答えたら、「どの辺がエンペラーなの?」と聞かれて詰まってしまったのです。
『ショーグン』の映画が海外で流行ったりしたから、その流れでの命名かな?と思いましたが、グリコ君も残念ながら知らないとのことでした。

あとでグリコのサイトを見たら、ちゃんと載っていました。エンペラーから採ったわけじゃなかったのねー。
「MIKADOの名でヨーロッパの人々に愛されているポッキー」

わきあいあいと食事を済ませ、片付けに入ったところで、ハタと気付きました。
いくつもの10合炊飯器の中に、手つかずのまま残っている、焚きたてのジャスミンライスがあることに!
どうやら計算ミスで、お米を40合も炊いてしまっていたようです!
40合って〜!4合の10倍よー!

大量のご飯が余ってしまったため、みんなでおにぎりを作りました。
海苔とではなく、オレガノやチーズで味付けしたので、白米とは違う、エスニックな味のジャスミンライスボールが、次々とできあがりました。
握って握って、できあがった特大おにぎりは、全部で50個。
もはや炊き出しですね。ここが被災地だったらよかったんですが。
おにぎりは、参加者で分けたほか、会場の方々にごっそりと差し入れしました。


食事と一緒に飲んだカイピリーニャは、カシャーサに豪快に切ったライムと砂糖を注いで、氷で冷やしたもので、スッキリ爽やかで喉通りのいいカクテル。
つい飲みすぎますが、実はカシャーサは40度もあるお酒なので、みんな顔が真っ赤っかになっていました。

まあ、失敗も笑い飛ばせられればいい思い出作りですね。
とまこさんは、物事に詰まると「これでいいのだ」と一息つくそうです。
気持ちの転換って大事。そうだ、いいのだ!
いろいろあってこその、おもしろい南米ジカンを満喫できました。

恵比寿で味わう旅ゴハン!〜南米編〜(アートブログ)
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都道府県ワーストワン日本地図
地図ネタが3日続きますが、今回は日本の話です。
昨日ご紹介したブログさんは、最新記事で「都道府県のワーストを描いた地図」を掲載されています。
作成者のブログ→「都道府県のワーストを描いた地図を作ってみた」

(クリックで拡大します)
これも興味深く、じっくり見てみました。
各都道府県、それぞれのワーストワンが、日本地図上に記されているもの。
総務省・統計局のデータが発表されると、気に留めたりしていますが、図示化して考えたことはありませんでした。

私がこれまでに暮らしてきた、思い出深い地、茨城・静岡・宮城・神奈川。
茨城は「無名」、静岡は「降水量」、宮城は「自然災害」と書かれています。

「無名」っていっても、茨城には水戸黄門様がいるじゃない!ひかえおろう!と言いたくなりますが、地域ブランド力が最下位だとのこと。
静岡は、去年全国一の降水量だったそうです。そんなに雨が降っていたかなあ。
宮城は自然災害の被害額が大きいとか。確かに度重なる宮城県沖地震は心配です。

親の故郷の青森は「短命」・・・。
平均余命が最も短いんだとか。
親戚のおじちゃん、おばちゃん、寒さに負けず、長生きしてー!

そして、生まれた時から一番長く住んでいる神奈川は「本を読まない」ワーストワンとのこと!
ガーン!本の虫の私にとってはショッキングな結果となりました。
人口当たりの図書館が最も少ない県だそうです。
確かに、横浜市の図書館は、予約を入れてもなかなか回ってきません。
めげずに私は、県下3種の図書館を使っていますが、職場や都の図書館の方が使い勝手が良いのは事実。
松沢県知事、お願いしますよ〜。

ほかの地域では、福井の「恥ずかしい方言」が気になりました。
福井の友人は、確かに独特な抑揚はありますが、でもとくに変ではないですよ。
ちゃんと意味も伝わるし。
ところで今日、2月18日は「方言の日」だそうです。

なんと、京都と滋賀には、ワーストワンはないんですね。
他県からの羨望のまなざしを一身に受けていることでしょう。
滋賀はよくわからないながら、京都はさすが!と思います。
おそらくデータ化されていないところで、「魑魅魍魎が一番多い」のが京都だと思っています。
お寺の数かな?と思いますが、最多数は愛知だと本で読んだことがありました。

北海道は、携帯電話が普及していないようですが、南の方に目を向けると、兵庫ではそもそも電話が無いようです。
都会なのに。。。
逆に都会だから、固定電話は使わずケータイだけの人が多いのかな?

これも昨日の世界地図のように、いろいろと考えが膨らむ、おもしろい地図です。
いろいろなデータを集めて図示されるこのブログ主は、相当まめな方ですね〜。
いったいどこの県の人なんでしょう?見習いたいものです。
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